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チュチェ思想国際研究所は、2018年4月9日、創立40周年を迎えるなか、チュチェ思想国際研究所創立40周年記念行事が、4月8日、モンゴルの首都ウランバートルにおいて盛大におこなわれました。
記念行事には、チュチェ思想国際研究所のラモン・ヒメネス・ロペス理事長、ハリシュ・グプタ副理事長、
またモンゴルからは、チュチェ思想国際研究所創立40周年記念行事モンゴル準備委員会委員長のマシュバット・サラグタン氏、モンゴル・チュチェ研究センター理事長のボルド・ナバーンスレン氏、ルーク・ラハースレン弁護士、国際ウランバートル大学のボロルマ教授などの各界人士が参加しました。
日本からは、チュチェ思想国際研究所理事の鎌倉孝夫・埼玉大学名誉教授、アジア・チュチェ思想研究所理事の家正治・神戸市外国語大学名誉教授、
また、8日の記念行事に先がけて、7日、ラモン・ヒメネス・ロペス理事長に国際
チュチェ思想国際研究所創立40周年記念行事は、モンゴルの民族楽器、馬頭琴が奏でられるなか、厳かにその幕を開けました。
記念行事において、
「チュチェ思想国際研究所の40年の歩みは、世界におけるチュチェ思想研究普及活動の発展に、大きな関心と配慮をめぐらせてくださった
続いて、チュチェ思想国際研究所創立40周年に際し、ラテンアメリカ・チュチェ思研究所名誉理事長であり、チュチェ思想国際研究所共同創立者のホセ・フランシスコ・アギラル・ブルガレーリ氏をはじめ、世界の28か国、55団体から祝賀メッセージが送られてきたことが紹介されました。
朝鮮社会科学者協会を代表して、チュチャンイル副委員長が祝賀演説をおこないました。
チュチャンイル副委員長は、「チュチェ思想国際研究所は創立以来40年ものあいだ、
モンゴルでは、チュチェ思想研究会が長い間活動を続けており、モンゴル人民は主体を堅持して自主的な道を歩んでいます。チュチェ思想国際研究所創立40周年記念行事をモンゴルで開催する意義はここにあります。
つづいて、チュチェ思想国際研究所創立40周年記念行事モンゴル準備委員会委員長のマシュバット・サラグタン氏による祝賀演説がありました。
マシュバット・サラグタン委員長は、つぎのように述べました。
「アジア、アフリカ、ラテンアメリカ、ヨーロッパから代表が参加し、いまこの場でわたしたちは歴史的な瞬間をともにしています。
チュチェ思想国際研究所、そしてその40年の歩み、世界中のメンバーは、チュチェ思想の真理性と栄光を如実に示しています。
朝鮮が公式にかかげているチュチェ思想、自力更生の思想は、主体性と民族性を重視する独創的な革命思想です。わたしはまた、チュチェ思想は朝鮮人民の思想であるばかりでなく、世界のすべての人民の思想であることを強調します」
つづいて、ラモン・ヒメネス・ロペス理事長が、「
「
チュチェ思想国際研究所の創立は、各国と各地域でさまざまな形式と方法、互いに異なる範囲と水準でおこなわれていたチュチェ思想研究普及活動が国際的な規模で一つの整然とした体系をもち、組織された陣容をもっておこなわれることを知らせる誇るべき宣言でした。これは時代を代表する偉大な思想を全世界的な範囲で統一的に研究普及し、全世界の自主化をおしすすめるうえで画期的な契機となりました」
理事長はさらに、
「
つづいて、ヨーロッパ・チュチェ思想研究学会理事長のエドモン・ジューブ氏、アフリカ・チュチェ思想研究委員会書記長のロヘケレ・カロンダ・アンドレ氏、ラテンアメリカ・チュチェ思想研究所書記長のエレアサル・ルビオ・アルダラン氏、チュチェ思想国際研究所理事の鎌倉孝夫氏、モンゴルの弁護士であるルーク・ラハースレン氏がスピーチしました。
エドモン・ジューブ教授は、ヨーロッパ・チュチェ思想研究学会理事長を30年以上にわたって務めるなか、チュチェ思想を研究普及し、西側の制度とまったく異なる朝鮮が社会主義の模範であることを世界に知らせようと全力を投じてきたことについて語りました。
ロヘケレ・カロンダ・アンドレ氏は、つぎのように述べました。
「チュチェ思想研究者たちは、相互地域間、国家間および大陸間の連帯を強化すべきです。チュチェ思想研究者はいかなる状況にあっても、うれしいときも悲しいときも、永遠の友であることを常に肝に銘じなければなりません」
エレアサル・ルビオ・アルダラン氏は、ラテンアメリカ・チュチェ思想研究所の活動に関連して、「チュチェ思想と先軍思想にたいする普及と研究分析をさらに強化して、ラテンアメリカ人民に、われわれの自主性を実現できる新たな世界をきずくことができると示すべきである」と述べながら、コロンビア、メキシコ、ベネズエラ、ブラジルの活動について言及しました。
鎌倉孝夫教授は、「朝鮮民主主義人民共和国は平和の砦」と題するスピーチのなかで、朝鮮の強さの根拠として、「第一に、厳しく困難な状況にあっても、チュチェ思想にもとづく民衆中心の社会主義を堅持してきたこと」、「第二に、朝鮮式社会主義は、民衆を社会主義革命と建設の主体と位置づけていること」、そして、「第三に、民衆の意識・思想形成・確立に基本をおき、指導者、指導部(党)、軍、大衆の強固な思想的統一、全人民の
ルーク・ラハースレン氏は、「モンゴルはじめ、すべての国における自力更生の役割」と題するスピーチのなかで、わたしたちは、現代資本主義の没落を目の当たりにしていると述べながら、資本主義の没落が不可避的な当然の帰結である、モンゴルは、実行可能な計画を発展させ、人民の自決権を促進させることができなかったため、資本主義の餌食になったと語りました。そして、あらゆる段階において、自己決定と自己決定権が、どのような国家、共同体、個々人においても決定的に重要だと強調しました。
記念行事では、
閉会の辞が、チュチェ思想国際研究所のハリシュ・グプタ副理事長によっておこなわれました。
ハリシュ・グプタ副理事長は、「わたしたちは、本日のチュチェ思想国際研究所創立40周年記念行事を世界におけるチュチェ思想、
記念行事終了後、1970年代から現在にいたるチュチェ思想研究普及活動の状況を収録したビデオが上映されました。