チュチェ思想研究

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インドで「チュチェ哲学と国家の自主権」をテーマに全国セミナーが開催される

2018年12月22日、デリー総合大学において、金正日総書記が逝去され7年目にあたり全国セミナーが開催された。

セミナーはチュチェ思想国際研究所ハリシュ・グプタ副理事長、アジア・チュチェ思想研究所ムケシュ・シャルマ書記長、インド金日成・金正日主義研究会スレシュ・P.パタク会長等の呼びかけによるものであった。セミナーには大学教授、国会議員、弁護士、労働者など各界各層から多くのチュチェ思想研究者が集い盛大に開催された。最初にハリシュ・グプタ氏が主催者をおこない、また、在インド朝鮮大使館の公使が参加し、来賓挨拶をおこなった。

つぎにチュチェ想国際研究所の尾上健一事務局長が「チュチェ思想を研究し自国に適用して朝鮮と連帯しよう」と題する報告をおこなった。尾上事務局長は報告に先立ち、チュチェ思想国際研究所前理事長のビシュワナス氏を偲びながら、世界のチュチェ思想研究者はビシュワナス氏が最期まで理事長の重責を担った姿を熱く胸に刻んでいると述べ深い哀悼の意を表した。

接見はチュチェ思想研究者すべての栄光

尾上健一事務局長は何よりもまず、インドの皆さんに伝えたいと言いながら、9月9日、朝鮮民主主義人民共和国創建70周年の記念すべき日に、金正恩委員長が2度も接見してくださったこと、最初の接見では金正恩委員長が満面の笑顔で迎えてくださり、ふたりだけで記念撮影をしてくださったことを参加者に伝えた。

尾上事務局長は、接見はひとり自分だけの栄光ではなく、金正恩委員長がインドのチュチェ思想研究者をはじめ、チュチェ思想を研究普及する世界の人々に深い信頼を寄せ、自主性のために、チュチェ思想のために生きるすべての人をこよなく愛していることを伝えたかったからであると語った。

自分の力を養うことがもっとも大切

事務局長は「自分の力を強めることがあらゆる問題を解決する根本方途」であるとし、社会主義の誕生と苦難と関連して大切なことは、反動よりたたかいの主体である味方に注目し、味方の力、自分の力を養うことであると強調した。また経済中心に社会主義を建設すると資本主義社会と変わらなくなり、大国の援助に頼ると大国の市場になってしまうと指摘した。ついで資源のなかでももっとも重要なものは人材であり、国の主人としての自覚を高め、社会主義建設を担える人を育てていけば大国に依存する必要もなく、自国にあった強い社会をつくっていくことができると述べた。

さらに世界がいま、新しい目標、新しい指針を求めているなかにあって朝鮮だけが世界でひとり輝き、明るい未来を示している、若き偉大な金正恩委員長が導く30年先の朝鮮と世界を想像してみよう、金日成・金正日主義が全面的に実現され、すべての人民が世界の主人になり、世界が自主化され、恒常的に平和が保障される未来をみつめてみようと呼びかけ、チュチェ思想に学び、チュチェ思想を自国に適用し、朝鮮と連帯していくことがいま切実に求められていると結んだ。

セミナー終了後、懇親会が催され参加者は和やかに交流しセミナーの成功を祝した。全国セミナーは、朝鮮首脳会談、朝米首脳会談など歴史的な会議が開催され、画期的な年となった2018年をしめくくるのにふさわしい集まりとなった。