■記事


金日成主席誕生105周年にさいして
世界のチュチェ思想研究者が訪朝

 2017年4月15日は金日成主席の生誕105周年にあたります。
 チュチェ思想を創始することにより、自主時代をきりひらいた金日成主席にたいする尊敬の念をいだいて、世界25か国から30団体、86名のチュチェ思想研究者が朝鮮を訪問しました。
 首都平壌は金日成主席生誕105周年を祝う祝賀ムードに包まれていました。金日成主席生誕105周年にあわせて、黎明通りの建築群の竣工式がおこなわれました。
 4月15日、金正恩委員長参席のもと金日成広場において閲兵式・市民パレードがおこなわれ、同日夕方には、金日成金正日主義青年同盟主催による夜会が催されました。
 世界のチュチェ思想研究者は滞在中、チュチェ思想国際研究所主催によるチュチェ思想に関する講習会やチュチェ思想研究者の懇談会に参加しました。



■チュチェ思想に関する講習会:

 チュチェ思想に関する講習会が、4月14日、チュチェ思想国際研究所主催により、人民文化宮殿で開催されました。
 首席壇には、チュチェ思想国際研究所のラモン・ヒメネス・ロペス理事長、尾上健一事務局長、エドモン・ジューブ・ヨーロッパ・チュチェ思想研究学会理事長、リギルソン朝鮮社会科学者協会副委員長、イェレナ・バビチ・ロシア金正淑同志女性同盟委員長、家正治・日本・金日成金正日主義研究全国連絡会共同代表世話人、ユハ・キエクシ・フィンランド・チュチェ思想研究会会長、マンジュ・ラトナ・サキャ・ネパール記者協会会長がつきました。
 講習会は、エドモン・ジューブ教授の司会で進行し、ラモン・ヒメネス・ロペス氏の報告を皮切りに、ギニア金日成農業科学研究所所長のセクナ・カマラ氏、ネパール先軍政治研究文学フォーラム委員長のシャンカル・バラチ氏、ロシア金正淑同志女性同盟委員長のエレナ・バビチ氏、バングラデシュ・チュチェ思想研究所所長のシェイク・モハムド・ラフィカル・イスラム・バブル氏、民主コンゴ・バンドゥドゥ大学のロラン・ベレ・ムケレンゲ教授、フィンランド・チュチェ思想研究会会長のユハ・キエクシ氏、パリ・デカルト大学名誉教授のエドモン・ジューブ氏、朝鮮社会科学者協会書記長のリソンチョル氏、イギリス・チュチェ思想研究会会長のダーモット・ハドソン氏、チュチェ思想国際研究所事務局長の尾上健一氏がスピーチをおこないました。

 ラモン・ヒメネス・ロペス・チュチェ思想国際研究所理事長は、金日成主席の業績についてふれ、「金日成主席は、20世紀初め、抑圧され虐げられていた民衆が自己の運命の主人となった時代の要請を反映して、人類が進むべき前途を明らかにしたチュチェ思想を創始し、チュチェ思想の旗のもとに人類の自主偉業の遂行において、歴史上かつてない新たな転換期をもたらしました」と述べました。
 尾上健一事務局長は「金日成金正日主義を信念化し自国と世界を自主化するために」と題するスピーチのなかで、現代は金日成主席がきり拓いた自主時代であり、金日成金正日主義を旗じるしに掲げてたたかう朝鮮が世界で唯一、自主、社会主義の道をまっすぐに歩んでいることについて言及しながら、ロシア革命100周年に際し、社会主義再生の鍵は金日成金正日主義にあること、また、こんにち経済的に発達した資本主義国が自主の道を進むうえで、金日成金正日主義が不可欠だということについて述べました。
 各国のスピーチでは、チュチェ思想が自主性を志向する民衆の闘争の前途を指し示す指導思想であることについての言及がありました。
 講習会ではさらに、チュチェ思想を発展豊富化させるとともに、先軍政治をうち出した金正日総書記の思想理論活動について言及した「民衆中心の朝鮮式社会主義は必勝不敗」、「朝鮮の現実は社会主義は科学であることを示している」、「先軍政治によって国と民族の尊厳と自主権を守りぬいた金正日総書記」と題するスピーチがおこなわれました。
 また、金日成主席と金正日総書記の思想と業績を金日成・  金正日主義として定式化した金正恩委員長の業績について言及した「金日成金正日主義は人民第一主義」、「朝鮮半島と北東アジア、世界の平和と安全を固守する指導者、金正恩委員長」と題するスピーチもおこなわれました。

■チュチェ思想研究者の懇談会:

 4月16日、各国のチュチェ思想研究者の懇談会が、人民文化宮殿でおこなわれました。
 懇談会は、ユハ・キエクシ・フィンランド・チュチェ思想研究会会長の司会のもとで進行しました。
 懇談会では、尾上健一・チュチェ思想国際研究所事務局長、ネパール記者協会会長のマンジュ・ラトナ・サキャ氏、エドモン・ジューブ教授、セクナ・カマラ氏、ラモン・ヒメネス・ロペス・チュチェ思想国際研究所理事長が、訪朝を通して、また、自国やそれぞれの地域においてチュチェ思想研究普及活動を進める過程で得た経験について語りました。
 尾上健一・チュチェ思想国際研究所事務局長は、「チュチェの未来を拓く青年に注いだ金日成主席の深い愛」と題する話のなかで、青年期にチュチェ思想に触れ、金日成主席の会見を受けたときのことを回想しながら、金日成主席の愛は、朝鮮人民にだけ注がれているのではなく、太陽が万物を照らすように世界のすべての人民に向けられているという結論に達した、金日成主席はチュチェ思想によって花開く未来を愛するがゆえに、未来に生きる青年を愛し信頼され、青年を同志として接してくださっているのだと感じましたと述べました。

 懇談会ではまた、インド、ロシア、ウクライナの青年の発言もありました。父親とともに初めて訪朝したロシアの青年は、朝鮮における志遠の思想からも学び、新しい世代として自分自身を準備していきたいと熱く語りました。
 さいごに、金正恩委員長におくる手紙が採択されました。


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 懇談会ではまた、インド、ロシア、ウクライナの青年の発言もありました。父親とともに初めて訪朝したロシアの青年は、朝鮮における志遠の思想からも学び、新しい世代を担うにふさわしい存在になれるよう努力してしていきたいと熱く語りました。
 さいごに、金正恩委員長におくる手紙が採択されました。

 また同日、世界のチュチェ思想研究者にたいする歓迎宴がおこなわれました。
 歓迎宴には、キムギナム朝鮮労働党副委員長、テヒョンチョル朝鮮社会科学者協会委員長らが出席しました。
 歓迎宴では、テヒョンチョル委員長が歓迎のあいさつを述べました。
 それにたいして、ラモン・ヒメネス・ロペス理事長がスピーチをおこない、金日成主席の誕生日を迎えるわれわれの心は主席にたいする旧懐とかぎりない敬慕にかられていますと述べながら、金日成金正日主義の旗じるしを高くかかげ、チュチェ革命偉業を勝利の道一筋に導いている金正恩委員長と朝鮮人民に祝賀のあいさつを送りますとつづけました。