金正恩第一書記の誕生日にさいして
「早春 日朝友好芸術の夕べ」を日本で開催


 金正恩第一書記の生誕を祝賀し、1月8日、「早春 日朝友好芸術の夕べ」が実行委員会の主催で愛知県、名古屋にておこなわれました。
 芸術公演には、尾上健一・チュチェ思想国際研究所事務局長、また、鎌倉孝夫・埼玉大学名誉教授、家正治・神戸市外国語大学名誉教授をはじめ金日成金正日主義研究全国連絡会の役員が参加しました。
 地元だけではなく全国各地でチュチェ思想を研究し日朝友好を願う勤労者、青年学生などが集い、平日にもかかわらず、会場は超満員でした。

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 名古屋では、昨年9月、市議会議員、歌手、弁護士などの各界の人士によって金日成金正日主義研究東海連絡会が結成されました。
 そして、当地で金正恩第一書記の生誕を祝賀し、金日成金正日主義を幅広い人々のなかに伝え、日本の自主・平和を実現するための活動をおしすすめていこうと、今年1月8日の日朝芸術公演の開催にむけて準備がすすめられてきました。
 金日成金正日主義研究東海連絡会結成メンバー、東海地方をはじめ全国のチュチェ思想研究者、在日本朝鮮人総聯合会との緊密な協力・連携のもとにさまざまな課題を力を合わせて乗りこえ、公演当日をむかえました。
 芸術公演の成功裏な開催は、金日成金正日主義を宣布し、自主時代を導く金正恩第一書記とともに生きていくという信念、決意を広範な人々と共有化する機会となりました。

 芸術公演の第一部では日朝友好にかける思い、第二部では民衆の自主性実現のためにたたかわれた金日成主席、金正日総書記、金正恩第一書記への思いが歌に託されました。
 舞台の背景には歌に合わせて美しい画像が映し出されました。
 第一部は、歌手であり、日朝芸術文化交流協会事務局長の遠山洋子氏による演歌独唱でその幕を開けました。
 第1曲目の「喧嘩独楽」の選曲理由について、遠山洋子氏は、日本にとって近くて遠い国といわれる朝鮮は、昔は旧友のような仲の良い隣国同士であり、両国は古くから良好な関係をきずいてきた、そんな思いを込めました、と語りました。
 つづいて、自身に、日朝運動に関わるきっかけを与えてくれたという、日朝音楽芸術交流会名誉会長の小笠原美都子氏の曲「十三夜」を、同氏への尊敬と感謝の気持ちを込めて歌いました。
 また、現在、日朝関係は冬のように冷え込んだ関係になってしまったが、いつの日か両国間で国交正常化という花を咲かせたいと述べ、「花〜すべての人の心に花を〜」を歌いあげました。
 そして、日朝関係がどんなに厳しいなかでも明るい未来を見据えたたかっていくという決意を込めて、嵐や吹雪、地震にも負けず、岩を割って咲く花をうたった「石割桜」を熱唱しました。
 第二部では、東海朝鮮歌舞団による朝鮮舞踊が披露され、遠山洋子氏による独唱「アリラン」「鳳仙花」「涙の豆満江」「思郷歌」、在日朝鮮人のコーラスグループによる合唱「朝鮮の星」がおこなわれました。

 これらの曲をとおして、日本帝国主義の植民地下におかれた暗黒の時代、自国を取り戻したいと願い、立ち上がった朝鮮人民の前に希望の星があらわれ、後にその星が偉大な太陽となっていくまでが描かれました。
 そして、金日成主席、金正日総書記、金正恩第一書記を敬慕してやまない朝鮮人民の心情を吐露した歌が歌われました。
 最後に、自主の時代を導く金正恩第一書記の活動と歩調を合わせ、ともに自主の道を歩んでいく思いをこめて「あなたなしでは生きられない」「運命も未来も委ね」「足どり」が歌われました。

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 同日、日朝芸術公演に先だって金日成金正日主義研究全国連絡会総会が名古屋でおこなわれました。
 金日成金正日主義研究全国連絡会の傘下団体である、関東連絡会、関西連絡会、沖縄連絡会、福島連絡会、群馬連絡会、東海連絡会の代表はじめ、全国から会員が参加しました。
 つづいておこなわれた、チュチェ思想研究と日朝友好に関する各界懇談会では、朝鮮社会科学者協会から寄せられたメッセージが紹介され、徐忠彦・在日本朝鮮人総聯合会中央本部国際統一局長が来賓のあいさつとして、金正恩第一書記の政策とその特徴について言及しました。
 各界懇談会では、金日成金正日主義研究全国連絡会の役員が発言し、日本の地に根づいて金日成金正日主義研究普及活動をさらに強めていく決意が述べられました。

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 沖縄では、1月11日、「自主ぬ道 櫓舵(るかじ)さだみてぃ 明日を拓くチュチェ思想セミナー」が、 金日成金正日主義研究沖縄連絡会の主催で、那覇市において開催されました。
 集まりには、地元沖縄と全国からのチュチェ思想研究者、大学教授、勤労者、青年学生が参加しました。
 沖縄大学名誉教授の佐久川政一・金日成金正日主義研究沖縄連絡会会長は、冒頭の挨拶のなかで、沖縄県民の闘争史を振り返りながら、島ぐるみでたたかうことにより、沖縄県民は自己決定権、自主性を確立してきた、沖縄の今の状況は、チュチェ思想に学び、平和を実現していくことを求めている、沖縄の自己決定権を本物にしていこうとするとき、チュチェ思想は武器になる、と述べました。
 朝鮮大学文学歴史学部長であり、在日本朝鮮社会科学者協会会長の李英洙氏が講演をおこない、金正恩第一書記の思想理論活動における一番重要な業績は、金日成金正日主義の本質にたいする独創的な解明であり、金日成金正日主義は民衆第一主義であると定式化したことにある、と強調しました。
 沖縄大学名誉教授である平良研一氏、沖縄大学准教授である須藤義人氏が研究報告をおこないました。
 セミナー終了後、「交流の夕べ ゆらてぃく語り踊らな」がおこなわれ、八重山舞踊が披露されました。