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2013年7月27日は、朝鮮戦争停戦協定締結60周年にあたります。
朝鮮戦争は、アメリカ帝国主義が用意周到に計画し、しかけた侵略戦争であり、アメリカ帝国主義とその追随国の計17か国を相手に、朝鮮とそれを支援する中国が戦い、アメリカ帝国主義が惨敗を喫した戦争でした。
朝鮮戦争勝利は、当時最強を誇っていたアメリカ帝国主義がくだり坂を転げ落ちる端緒となり、世界の歴史に大きな足跡を残しました。
チュチェ思想研究者をはじめ、世界の進歩的人民は、現在もなおアメリカ帝国主義による侵略策動を阻止し、自主を堅持する朝鮮人民のたたかいに連帯し、朝鮮戦争勝利60周年を祝賀しました。
朝鮮戦争勝利60周年を祝賀し、チュチェ思想国際研究所のビシュワナス理事長、
同代表らは、7月25日、朝鮮労働党中央委員会書記である朝鮮社会科学者協会のキムギナム委員長と会見しました。
キムギナム委員長は、歓迎の意を表しながら、つぎのように挨拶を述べました。
植民地から解放されてわずか2年しか経っていない国が、世界でもっとも強大といわれていたアメリカ帝国主義およびその追随国に勝利したのは奇跡です。朝鮮人民がおさめた勝利は、思想精神力の勝利であり、思想で武装した民衆の力にまさるものはなく、その力を発動させた結果もたらされた勝利です。
各代表は滞在中、朝鮮戦争を勝利に導いた
また、
祝賀行事には、中国、シリア、ザンビア、ウガンダをはじめとする各国政府代表団、朝鮮友好連帯代表団も参加しました。
7月26日は、メーデー・スタジアムで開かれた中央報告大会に列席し、つづいておこなわれた大マスゲーム・芸術公演「アリラン」を鑑賞しました。
27日には、
加えて、朝鮮戦争勝利記念館開館式に参列するとともに、館内の展示物を参観しました。
同記念館でおこなわれた夜会では、
チュチェ思想国際研究所、チュチェ思想地域研究所の代表は、一連の祝賀行事への参加を通して、朝鮮戦争勝利の要因にたいする理解を深めるとともに、今日、
朝鮮戦争勝利60周年を記念し、バングラデシュ、ベナン、ルーマニア、オーストリア、ペルーをはじめ、世界の各地でセミナーや集会が開催されました。
インドでは、全国セミナーが7月20日、ニューデリーで開かれました。
全国セミナーでは、ビシュワナス・チュチェ思想国際研究所理事長、ハリシュ・グプタ・アジア・チュチェ思想研究所理事長、スレシュ・.パタク・インド
ビシュワナス理事長はつぎのように述べました。
「60年前、停戦協定の交渉の場に引き出されたアメリカはいま、過去の教訓を忘れており、朝鮮で再度戦争を起こすことを夢見ています。アメリカは、合同軍事演習により侵略戦争の導火線に火をつけようものなら、その瞬間から、死地に向かうもっとも過酷な時間を味わうことになるであろうという、朝鮮人民軍板門店代表部代表の警告を熟慮すべきです。わたしは、戦争回避のための多大な努力にたいして、また、朝鮮戦争後、今日にいたるまで朝鮮を自主独立国家、楽園の地にきずきあげるという大きな成果を収めたことにたいして、
ベネズエラでは、8月3日、デルタアマクロ州の州都トゥクピタにおいて全国集会が開催され、6つの州のチュチェ思想研究組織および朝鮮友好組織の代表をはじめ、大学教授や政党員などが参加しました。
ホセ・グレゴリオ・マルティネス教授はあいさつのなかで、朝鮮戦争停戦協定の重要性と朝鮮戦争の史実から得られる教訓について述べました。
ラテンアメリカ・チュチェ思想研究所副理事長であるベネズエラ・チュチェ思想研究全国協会会長オマール・ロペス教授は、アメリカ帝国主義がこの戦争で敗者となったことについて言及しながら、マスメディアが、朝鮮戦争における勝利者である朝鮮人民の闘争を覆い隠し、情報を操作していると指摘しました。
全国集会では、今日世界人民がいたるところでアメリカ帝国主義による侵略策動を受けている状況下で、朝鮮人民との友好連帯を強めることの重要性が強調されました。