世界のチュチェ思想研究者が平壌を訪問し 太陽節を祝賀


金日成主席の生家である万景台を訪問した世界のチュチェ思想研究者
(4月15日、平壌)

 2013年4月15日の金日成主席誕生101周年に際し、アジア、アフリカ、ラテンアメリカ、ヨーロッパから、7か国12のチュチェ思想研究組織代表団が平壌を訪問した。
 太陽節を祝賀する平和的雰囲気のなかで、世界のチュチェ思想研究者は各種記念行事に参加し、金日成主席が永生するクムスサン太陽宮殿を訪問した。
 4月14日には太陽節慶祝宴会が催され、キムギナム朝鮮労働党中央委員会書記がつぎのように挨拶を述べた。
 私はチュチェ思想研究普及活動で多くの成果があげられていることを嬉しく思うとともに、国の尊厳と自主権を守るための朝鮮人民のたたかいに力強い支持、声援をおくってくださったことに謝意を表するものです。
 私は皆さんのこの度の訪朝が、アメリカとその追随勢力の反共和国圧殺策動がいつにも増して悪辣におこなわれているなかでも、チュチェ思想、先軍思想の旗を高くかかげて力強く前進している金日成金正日朝鮮の誇らしい現実を体験する意義ある機会になるだろうと確信しつつ、今までと同様にわが人民の正義のたたかいへの支持と連帯をおくってくださることを期待します。
 平壌滞在中、チュチェ思想国際研究所の尾上健一事務局長への朝鮮民主主義人民共和国哲学博士学位の授与式が、4月16日、万寿台議事堂においておこなわれた。
 同学位は、金日成主席と金正日総書記のチュチェ思想、先軍思想を金日成金正日主義に定式化した金正恩第一書記の思想理論の正当性を解説、論証することに寄与したとして授与された。

−チュチェ思想国際研究所執行委員会第14回会議が開催される−



チュチェ思想国際研究所執行委員会第14回会議
(4月14日、平壌)

 チュチェ思想国際研究所執行委員会第14回会議が、2013年4月14日、平壌において開催された。
 会議には、チュチェ思想国際研究所のビシュワナス理事長と尾上健一事務局長、アジア・チュチェ思想研究所のハリシュ・グプタ理事長、ラテンアメリカ・チュチェ思想地域研究所のラモン・ヒメネス・ロペス理事長とエレアサル・ルビオ・アルダラン書記長、朝鮮社会科学者協会のリキルソン副委員長が参加した。
 また、コンゴ民主共和国チュチェ思想研究全国委員会委員長のアンドレ・ロヘケレ・カロンダ氏はじめ、オブザーバーが数名参加した。
 会議では、チュチェ思想国際研究所の事業報告ならびに事業計画の協議、採択がおこなわれた。
 チュチェ思想国際研究所のビシュワナス理事長が事業報告を提起し、前回会議以降、約2年間の世界におけるチュチェ思想研究普及活動について概括した。
 まず、2011年にはチュチェ思想の研究普及を促進し、金日成主席誕生100周年を世界的範囲で祝賀するための取り組みがおこなわれたこと、2012年4月の太陽節には、平壌においてチュチェ思想世界大会が成功裏に開催されたことが言及された。
 そして、金日成主席誕生100周年を祝賀することは、自主時代をきずいた金日成主席の業績について、人類の歴史をきり拓くうえでの領袖の役割の大きさについて、あらためて認識する機会になったと総括した。
 さらに、金正恩第一書記が金日成主席と金正日総書記の思想と指導を忠実に受け継ぎながら、りっぱにチュチェ革命偉業を継承していることは、総書記の急逝で悲しみにくれていた世界の進歩的人民を大きく励ましていると言及した。
 また、金正恩第一書記によってチュチェの思想、理論、方法の全一的体系をなす金日成金正日主義が宣布されたことで、自主性を志向する民衆のたたかいは、世界の自主化を促進するための保証をえながらおこなわれるようになったと総括した。
 そのほか、アジア、アフリカ、ラテンアメリカ、ヨーロッパの4大陸で金日成金正日主義研究組織が結成されるなど、世界のチュチェ思想研究普及活動はこんにち、金日成金正日主義にそっておこなわれるようになっていると述べた。
 事業報告の採択後、チュチェ思想国際研究所の尾上健一事務局長によって事業計画が読み上げられた。
 各国のチュチェ思想研究者には、現時代の指導思想である金日成金正日主義を研究普及し、自主・平和の世界をきずく先駆者としての役割を果たす責務があるとし、つぎの課題が提起された。
 まず、金日成金正日主義にかんする研究組織を広範な人々を網羅して結成すること、そして金日成金正日主義の研究を深め、その真髄を理解することである。
 つぎに、チュチェ思想国際研究所とチュチェ思想地域研究所を強化することと関連し、以下の課題が提起された。
 ひとつに、チュチェ思想地域研究所の体制を整えて、域内の各国のチュチェ思想研究組織との連携を強化すること。
 ふたつに、セミナーや芸術公演、映画会などを開催したり、出版物を発行したり、訪朝団を組織したりするなど、各国において多様な内容と方法でチュチェ思想の研究普及活動をおこなうこと。
 そして、チュチェ思想国際研究所が世界的範囲でのチュチェ思想研究普及活動を主導しておしすすめることである。チュチェ思想国際研究所は、各国のチュチェ思想研究者が、自国の革命と建設をりっぱにおこなうことのできる思想的基礎を与えるために創立された世界人民のための自立した学術研究機関である。
 事業計画では、チュチェ思想国際研究所創立の理念に照らして、チュチェ思想国際研究所が世界のチュチェ思想研究普及活動を主導しておしすすめる体系を確立することの重要性が強調された。
 この件と関連し、ビシュワナス理事長は、チュチェ思想国際研究所ならびに各チュチェ思想地域研究所は、各地域のチュチェ思想研究者がともに団結し、チュチェの一筋道で歩むことができるよう協力することが重要であると述べた。
 アジア・チュチェ思想研究所理事長のハリシュ・グプタ氏は、各チュチェ思想地域研究所が当該地域のチュチェ思想研究普及活動についてチュチェ思想国際研究所に通知し、チュチェ思想国際研究所が各チュチェ思想地域研究所を援助することが必要であると発言した。
 ラテンアメリカ・チュチェ思想研究所のラモン・ヒメネス理事長は、今日の情勢はチュチェ思想研究普及活動をより活発におこない、世界的範囲において思想的転換をもたらすことを要求していると述べた。
 事業計画ではまた、世界のチュチェ思想研究者の願いとして、高齢ながらも精力的にチュチェ思想国際研究所の事業を導いているビシュワナス理事長が、今後もその職責をまっとうしていくことが確認された。
 会議では執行委員の補選がおこなわれ、ラテンアメリカ・チュチェ思想地域研究所のエレアサル・ルビオ・アルダラン書記長、朝鮮社会科学者協会のリキルソン副委員長が選出された。
 会議では、「朝鮮人民の正義の偉業を積極的に支持・声援していこう」と題するアピール文が採択された。
 アピール文では、自主偉業、社会主義偉業の勝利をもたらす唯一の保証である経済建設と核武力建設を並進させる戦略的路線を全的に支持するとし、自主の道、社会主義の道をきり拓く朝鮮人民の正義のたたかいは必ず勝利するであろうとうたっている。