ラテンアメリカ地域チュチェ思想研究セミナーが
メキシコシティにおいて開催される

―自主的で平和なラテンアメリカの建設をテーマに―


ラテンアメリカ各界の著名人士が参加
(ラテンアメリカ・チュチェ思想研究セミナー首席壇)

 2013年3月8日、メキシコ連邦区の議会会館において、ラテンアメリカ地域のチュチェ思想研究セミナーが開催されました。
 セミナーには、ラテンアメリカ諸国のチュチェ思想研究組織の代表ならびに、メキシコの学者、政治家、弁護士、女性、青年学生など、あわせて100余名が参加しました。
 セミナーは、ラテンアメリカ・チュチェ思想研究所が、今年、創立35周年を迎えるなかで開催されました。
 セミナーは、メキシコ金日成金正日主義研究委員会のアルキメデス・ぺレス・ベジョ書記長の司会で進行しました。
 はじめに国家改新運動のフロイライン・ジェスカス全国執行委員会立党書記、人民社会党のヘスス・アントニオ・カルロス・エルナンデス総書記、朝鮮社会科学者協会のパクチャンユル事務局長による来賓あいさつがおこなわれました。
 来賓あいさつに続き、メキシコ、コスタリカ、エクアドル、ベネズエラ、ペルー、コロンビア、ブラジルのチュチェ思想研究組織の代表によるスピーチがおこなわれました。
 ラテンアメリカ・チュチェ思想研究所理事長であり、メキシコ金日成金正日主義研究委員会委員長のラモン・ヒメネス・ロペス教授は、つぎのように述べました。
 かつてはアメリカの裏庭と呼ばれたラテンアメリカにおいて、自主の道にそって生きていこうとする要求が高まっており、そのためのたたかいが強められています。
 チュチェ思想が自らの思想となるように、また、自らの力を信じることができるように人々を教育し、人々の力を結集していくことが求められています。同じ旗のもとに集まり、自主・平和のためにたたかうことが、進歩を生み、たたかいを支えていくでありましょう。
 ラテンアメリカ・チュチェ思想研究所の創立メンバーであり、同研究所名誉理事長を務めるアギラル・ブルガレーリ博士はつぎのように述べました。
 ラテンアメリカ・チュチェ思想研究所の基本目的は、チュチェ思想の研究と普及にあります。
 わたしたち自身のチュチェを見つけ出し、真の自主、独立を獲得しなければなりません。
 民衆は、自分の利益にもとづき周囲を変革する主人公であり、国と民族の自主性と自主権を守り、自主的経済を建設する担当者であることを忘れないようにしましょう。この民衆の地位を守るために思想性を高めなければなりません。これがわたしたちの仕事です。ここにチュチェ思想普及の本質があります。わたしたちは、民衆に自主的な人間として考え行動するように伝えなければなりません。

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 ラテンアメリカ・チュチェ思想研究所理事会第17回会議が、2013年3月8日、メキシコシティにある国会議員会館において開催されました。
 メキシコ、コスタリカ、エクアドル、ベネズエラ、ペルー、コロンビア、ブラジルから、同地域研究所の理事ならびにチュチェ思想研究組織の代表が参加しました。
 会議では、事業報告、事業計画、理事会の改選について討議、決定されました。
 事業計画では、課題点を克服し、ラテンアメリカの自主・平和の実現、各国が直面する具体的諸問題の解決に結びつくよう、反帝自主勢力との連帯を強めながらチュチェ思想の研究普及活動をおしすすめることが確認されました。