革命家の遺児は万景台の血統、白頭の血統をしっかり継いでいく
先軍革命の頼もしい根幹となるべきである

―万景台革命学院、康盤石革命学院創立65周年に際して学院の教職員、
生徒に送った書簡―

2012年10月12日

金正恩

 今日われわれは、万景台(マンギョンデ)革命学院と康盤石(カンバンソク革命学院の創立65周年を意義深く迎えています。
 わたしは、金日成(キムイルソン金正日(キムジョンイル朝鮮の新たなチュチェの100年代が始まる初年に、全国の千万軍民の祝福の中で創立65周年を迎える万景台革命学院と康盤石革命学院のすべての教職員、生徒ならびに卒業生を熱烈に祝います。
 万景台革命学院と康盤石革命学院は、白頭(ペクトゥ山の偉人たちの配慮のもとに誕生し、強化、発展してきた金日成金正日革命学院であり、先軍革命の中核育成基地です。
 金日成大元帥は、解放された祖国の地に新しい朝鮮を建てるためになすべき仕事が山積していたにもかかわらず、革命の道で先に逝った戦士たちの息子、娘たちのために由緒深い万景台に革命学院を建てました。
 白頭山から持ってきた空の背嚢しかなかった解放直後のあの困難な時期に革命学院を建てることを決心したのは、このうえなく高潔な革命的信義と次世代への崇高な愛情を天稟(てんぴんとして身につけていた金日成同志ならではの勇断でした。
 路傍の落ち葉のように寄るべなくさ迷っていた革命家の遺児を一人一人労を費やして探し出し、革命学院という恵み深い生の拠り所に根を下ろすようにしてくれたあの日から偉大な生涯の末期の日々まで、革命家の遺児に注いだ父なる金日成同志の愛情と恩情についての伝説のような話を、わが軍隊と人民は永久に忘れることができません。
 抗日の女性英雄金正淑(キムジョンスク同志は、肉親のように革命学院の院児の生活を温かく見守ってくれた慈母であり、革命の代を継ぐ継承者として育つよう革命家の遺児を手を取って導いてくれた偉大な教師でした。わが国で真っ先に万景台革命学院に金日成同志の銅像が建てられたことにも、革命学院の生徒が身につけている学院の制服にも、院児を金日成同志に対する忠誠心を第一の生命とする革命の担い手に育て上げるために尽くした金正淑同志の計り知れない労苦がこもっています。
 早くから万景台革命学院の院児とともにあり、彼らの心に金日成同志だけを信じて従う信念の柱を打ち立ててくれた金正日大元帥は、革命学院を朝鮮革命の中核育成基地、院児の温かいすみかとして整えるため千万の財も惜しみなく振り向けました。革命学院に備わっている近代的な教育設備や珍しい生物標本はもとより、院児の暖かい寝床や食卓に上る御馳走に至るまで、金正日同志の愛情がこもっていないものは一つもありません。金正日大元帥の温かい懐があったがゆえに、全国が「苦難の行軍」をしていたあのような困難な時期にも、革命学院の校庭の明るい光は消えず、生徒たちはなに不自由なく思う存分学び、駆け回り、祖国の明日を担って立つ革命の担い手としてたくましく育つことができたのです。
 白頭山の偉人たちの賢明な指導と細やかな配慮のもとに、万景台革命学院と康盤石革命学院は過ぐる65年間、祖国防衛と国の富強繁栄のための聖なるたたかいで中核的かつ中枢的な役割を果たす根幹を多数育成しました。
 わたしは、万景台革命学院と康盤石革命学院の創立65周年を迎えている今日、幾多の試練と困難に直面した建国の草分けの道で革命学院を建て、半世紀を超える長きにわたり革命家の遺児を愛の懐に抱き、国の担い手に育て上げて、先軍革命の命脈、血筋をしっかりつないでくださった白頭山の偉人たちに深甚(しんじんなる敬意を表します。
 大元帥たちの終生の念願を実現して、統一された三千里の国土に繁栄する富強な白頭山大国を打ち立てるためのたたかいで、先軍革命の中核を育成する「原種場」である万景台革命学院と康盤石革命学院が担っている責任と任務は非常に重要です。
 チュチェの革命偉業遂行の新たな歴史的転換期に入った今日、万景台革命学院と康盤石革命学院の基本任務は、すべての生徒を万景台の血統、白頭の血統をしっかり継いでいく先軍革命の柱、中核として立派に育てることです。
 原種場で優良な品種を育成してこそ豊穣(ほうじょうの秋をもたらすことができるように、万景台革命学院と康盤石革命学院が銃弾のように固くて実入りのいい中核を多数育成してこそ、先軍革命の頼もしい先兵であり堅固な支持点である人民軍が打ち固められ、国が一層富強になり、さらなる繁栄を遂げることができるのです。
 万景台革命学院と康盤石革命学院は、学院に秘められている大元帥たちの不滅の指導業績をとわに輝かせ、党の意図と革命発展の要求に即して教育活動を抜本的に改善して、学院の生徒を朝鮮革命の命脈、血筋をしっかり継いでいく頼もしい中核、将来最高司令官と肩を組み腕を組んで最後の勝利のための総進軍の真っ先に立って突撃路を切り開く前衛闘士として立派に育成しなければなりません。
 万景台革命学院と康盤石革命学院は、生徒に対する教育活動において何よりも思想教育活動を強化すべきです。
 革命家の血筋を引いているからといって、その子がおのずと革命家になるわけではありません。大元帥たちが述べているように、人の血は遺伝しても思想は遺伝しません。
 革命思想は、ただ絶え間ない思想教育と実際の闘争を通じてのみ信念となり、闘争の指針となりえるのです。
 革命学院時代は生徒にとって世界観の骨格が形成される非常に重要な時期なので、政治思想科目の教育を先行させ、思想教育の度をさらに強める必要があります。
 革命学院の生徒が党と領袖に対する忠誠心を第一の生命とするように教育すべきです。
 党と領袖への忠誠心を第一の生命とすることは革命家の遺児の当然の道義であり義務です。革命学院は、生徒が両親の後を継いで引き続き革命の花を咲かせるよう根気よく教育して、彼らがみな党と領袖を絶対的に信頼し、党と領袖の高い権威を徹底的に擁護し、党と領袖を生命を賭して守るようにしなければなりません。
 革命学院の生徒を忠誠心の伝統、領袖決死擁護の精神で武装させなければなりません。
 領袖決死擁護の精神は革命家の遺児が身につけるべき最も重要な思想的精神的品格です。
 厳しい試練と万難を排して勝利の前進を続けてきた朝鮮革命の道程には、抗日の警護中隊が築いた伝統を受け継ぎ、祖国解放戦争(朝鮮戦争)の時期に万景台革命学院の生徒によって組織された親衛中隊が発揮した領袖決死擁護の輝かしい偉勲もしるされています。
 万景台革命学院と康盤石革命学院は、革命先達が発揮した領袖決死擁護の崇高な模範を見習うようにする教育に力を入れて、すべての生徒がどの持ち場でどんな仕事をしようとも常に最高司令部の門前歩哨としての自覚を持ち、金日成同志と金正日同志の太陽旗を高く翻し、錦繍山(クムスサン太陽宮殿と党中央委員会を生命を賭して守る先軍時代の親衛隊になるようにすべきです。
 革命学院は革命事績を通じての教育をいっそう強化しなければなりません。忠実性は言葉ではなく、党と領袖の偉大さが全面的に具現されている不滅の革命活動史を深く体得する過程でさらに強く発揮されるのです。学院は、学院に秘められている白頭山の3大将軍の指導業績を通じての教育をいっそう強化して、生徒が白頭山の偉人たちの偉大さを深く体得し、革命の代をしっかり継いでいくようにしなければなりません。
 革命学院の生徒が誰よりも革命的信念に徹し、信義を固く守るように教育すべきです。信念と信義によって進めるのが革命であり、信念と信義によって輝くのが革命家の人生行路です。革命的信念と信義は生命を賭して守るべき革命家の最も気高い品性です。革命学院は、生徒の年齢的心理的特性に即して信念と信義についての教育をさまざまな形式と方法で深化させ、すべての生徒が自分を育ててくれた党と領袖のみを絶対的に信頼し従い、命は捨てても革命の赤旗、栄えある党旗はあくまで捨てない信念の強者、信義の強者になるようにすべきです。
 金正日愛国主義はわが党と人民が代を継いで身につけるべき貴い思想的精神的糧であり、チュチェ朝鮮の富強繁栄のための最も強力な推進力です。革命学院は、その実情に即して金正日愛国主義の教育を着実に行い、生徒が幼い時から一草一木を大切にし、丹精して育て、祖国と人民を限りなく愛し、社会主義祖国の富強繁栄と人民の幸せのためにすべてを尽くしてたたかう先軍時代の真の愛国者になるようにすべきです。
 集団主義精神は革命家の重要な思想的精神的特質であり、社会主義的道徳はチュチェの社会主義社会に住む人間がそなえるべき重要な品性です。万景台革命学院と康盤石革命学院は、集団主義教育と道徳教育に力を入れて、すべての生徒を、自分よりも組織と集団を先に考え、組織と集団のために自らを犠牲にし、先軍時代の美しい道徳倫理を体質化した真の革命家、良心の人間に育て上げなければなりません。
 万景台革命学院と康盤石革命学院は、生徒を高い科学技術知識を身につけた革命的人材に育てるための教育活動に力を入れるべきです。
 今日の時代は科学技術によって発展し、科学技術によって生きる時代であり、実力戦の時代です。生徒の思想的精神的状態がいかに良好であっても、高い科学技術知識を身につけていなければ、将来、党から任せられた栄誉ある革命の持ち場で指揮メンバーとしての責任と役割を果たすことができません。
 金正日同志は、万景台革命学院と康盤石革命学院に英才教育、技術教育システムを確立し、高い科学技術知識を身につけた革命的人材を育成できるあらゆる条件を整えました。革命学院の卒業生の中から、先端科学技術が適用される近代戦の作戦と戦闘を巧みに指揮する人民軍の指揮メンバーや世界を驚かす軍事科学分野の発明家も出なければならないというのが金正日同志の志でした。
 万景台革命学院と康盤石革命学院は、数学をはじめ基礎科学教育をいっそう強化しなければなりません。
 学院で基礎科学教育を強化することは、生徒に自然と社会に対する幅広い知識を与え、今後、専門分野の最新科学と先端技術を習得できる基礎を強固に築くきわめて重要な事業です。
 基礎科学教育は、生徒に事象に作用するさまざまの法則と原理を連関の中で考察し、学んだ知識を現実に活用して新しいものを着想し探究する知的能力をそなえさせることに基本を置いて行わなければなりません。
 革命学院はコンピュータ教育の強化に特別な関心を払うべきです。
 政治と軍事、経済をはじめ社会生活の各分野でコンピュータの利用範囲が急速に拡大している現実は、生徒の間でコンピュータ教育をいっそう強化することを求めています。革命学院の生徒が今後、近代戦の作戦と戦闘を指揮する指揮メンバーになるためにも、社会の各分野で中核的な役割を果たすためにも、コンピュータを巧みに扱いこなし、活用できるようにならなければなりません。革命学院は、コンピュータ実技科目の比重を高めて、すべての生徒がコンピュータを巧みに扱い、応用プログラムを活用できる能力をそなえるようにすべきです。
 革命学院は外国語科目の教育にも力を入れて、生徒が一つ以上の外国語を所有し、会話も円滑にできるように準備させなければなりません。
 金正日同志は、康盤石革命学院の生徒を、軍隊服務を終えて社会に出た後も、党から任せられた持ち場で自分の役割を立派に果たす女性幹部候補として育成するため、学院に経済学教育システムを整えるよう恩情を施しました。康盤石革命学院は、経済学科目の教育の質を高めて、金正日同志の期待に反さないよう、すべての生徒を白頭山大国を建設するためのたたかいで中核的役割を果たす先軍時代の女性革命家、党の真の娘に育て上げなければなりません。
 万景台革命学院と康盤石革命学院は、人民軍の後続幹部養成基地としての使命に即して生徒に基礎軍事知識を習得させる教育に大きな力を入れるべきです。
 万景台革命学院の生徒は今後、金日成軍事総合大学をはじめ各級軍事学校にも進学し、人民軍の軍種、兵種の中核となるべき後続幹部なのですから、彼らに飛行機、戦車、艦船など武力装備の一般的な構造や作用原理などの基礎軍事知識を系統的に与えるべきです。
 康盤石革命学院は、部隊の指揮・管理をはじめ今後、区分隊で実際に役立つ軍事知識を習得させることに重点を置き、軍事科目教育と軍事訓練を強化して、活力にあふれた軍人らしい気質をそなえた錚々(そうそうたる女性指揮官候補を育成しなければなりません。
 万景台革命学院と康盤石革命学院は芸能教育と体育教育も強化すべきです。
 生徒が豊かな情操と文化的素養を身につけ、スポーツもできてこそ、今後、大衆とうちとけ、彼らを党政策の貫徹へと立ち上がらせることができる有能な幹部、大衆から尊敬を受け信望を得る先軍時代の指揮メンバーになれるのです。
 革命学院は、生徒が学院生活の期間に、歴史や地理、文学など各分野の知識と常識を多く習得し、一つ以上の楽器を習い、スポーツ活動にも積極的に参加するようにして、なんでもできる多芸多才な人になるようにしなければなりません。
 教育内容とともに教育方法を絶えず改善すべきです。
 発展する現実の要求に即して教育方法を絶えず改善してこそ、学院教育の質を高め、党が求める実力のある人材を育成することができます。
 万景台革命学院と康盤石革命学院は、党の新世紀の教育革命方針を貫徹して、教育部門で長年凝り固まってきた古い教育方法と画一的な枠を破り、わが国の実情に合う主体的な教育方法をつくり出すうえで全国の先頭に立つべきです。学院は書き取り式、暗記式授業法など詰め込み式授業法を一掃し、その優越性が実証された開発授業法を徹底的に実践すべきです。また、原理教育を先行させ、直観教育と実物教育を取り合わせ、問答と討論、論争を深化させて生徒の思考を最大限啓発しなければなりません。そして、発展する現実の要求に即して生徒の知的能力と応用実践能力を高める新しい授業法を絶えず探究して授業に積極的に取り入れるべきです。
 教育の情報化、近代化を積極的に推し進めることは学院教育の質を改善する重要な方途の一つです。
 万景台革命学院と康盤石革命学院は、時代の要求と学院の教育目的、生徒の年齢上の特性に即して教科研究室と訓練場をより立派に整え、既存の教育の物質的技術的土台が実効をもたらすようにすべきです。
 万景台革命学院と康盤石革命学院の教育活動において画期的な変革をもたらすためには、学院の教職員の責任感と役割をさらに高めなければなりません。
 学院の教職員は、最高司令官の息子と娘、先軍朝鮮の柱を育てるという人一倍の誇りと自負心を持ち、与えられた革命任務の遂行に自分のすべてを捧げるべきです。また、万景台革命学院と康盤石革命学院という肥沃な畑でどこに出しても非の打ち所がないよく熟れた実を育てる元肥になるべきです。
 教育の直接の担当者は教員です。教員はその基本革命課題である授業に自分の知恵と情熱を傾けるべきです。
 教員は授業内容の政治思想性と科学性、実効性を保障することに力点を置いて教案を作成し、授業や課外学習の指導、学科討論など、あらゆる形式の授業を生徒の水準と年齢的心理的特性に即して行うことに深い関心を払うべきです。学院の教員は一度授業や復習の指導をするにしても、生徒の心理に合わせて平たく、生活に密着させて行うために頭を働かせなければなりません。
 革命学院は教育行政活動を強化して、党の政策的要求と社会主義教育テーゼに基づき、科学技術発展の趨勢(すうせいとわが国の現実に即して教育綱領を作成し、確実に実行しなければなりません。
 教員を革命化し、その水準を高めることは、学院の教育活動を改善し、生徒を熱烈な革命家、有能な革命的人材に育て上げるための重要な要求です。生徒を革命的信念と信義をもって党と領袖に忠実にしたがうチュチェ型の革命家に育て上げるためには、まず教員が革命化され、道徳的に完璧な真の革命家にならなければなりません。
 革命学院の教員は、革命性においても政治性においても当然他の教育機関の教員よりすぐれていなければなりません。学院の教員は組織生活と学習、実際の活動を通じて自らの革命化を進め、全国の教育家の手本にならなければなりません。
 学院の教員は誰もが専攻分野に精通するだけでなく、最先端科学技術をより多く習得し、それを生徒の水準に合わせて授業に活用しうる高い資質をそなえ、生徒が知りたがるあらゆる問題に具体的な解答を与える文字通り「知らないことがないわれらの先生」、「物知り博士」になるべきです。学院の教員はまた、時間を惜しんで学びに学び、科学理論水準と教育実務水準を絶えず高めなければなりません。
 革命学院には、白頭の密林にあふれていたパルチザンの気風だけがみなぎらなければなりません。抗日遊撃隊の生活気風を見習って革命学院の面貌を一新し、鉄の軍紀を確立しなければなりません。
 革命学院は、生徒が大事だからといって甘やかしてはならず、日課を通じて心身を鍛えるよう要求の度合いを強め、彼らが幼い時から軍人的気質をそなえるようにすべきです。
 金正日大元帥があれほどいとおしみ大事にした革命学院の生徒をよく見守るのは、学院の教職員の本分であり崇高な義務です。
 学院の教職員は生徒の生活を実の親のように見守り、彼らが学院をなつかしい故郷の家、温かいわが家と思うようにしなければなりません。学院の教職員は、生徒の教育者になる前に実の親になるべきです。
 学院の教職員は、生徒の心に一点の影も射さないように肉親の情を注ぎ、彼らがいささかも生活上の不便を感じないように常に気を配り、家を恋しがらずに健康な体でいつも朗らかな生活を送るようにすべきです。家を離れて生活する生徒の心理に合わせて生活を多様に営み、生徒の口に合うものを食べさせるために努力を尽くすべきです。
 学院の幹部と教職員は、党の愛情と配慮が適時に、確かに院児に行き届くようにしなければなりません。生徒にわが党の愛情をそのまま伝えるためにいつも頭を働かせ、靴の底がすり減るほどひた走りに走る人だけが革命学院で働く資格があるのです。
 革命学院の幹部と教職員は、最高司令官の息子と娘を預かって育てるという崇高な使命感と強い責任感を持ち、わたしの心も合わせて院児の生活をよく見守り、彼らが心から、党はわが家、われらはみな兄弟、うたおう幸せを、という幸せの歌をうたうようにしなければなりません。
 万景台革命学院と康盤石革命学院の生徒は、わが党と同じ血筋を引いた朝鮮労働党の息子、娘であり、わたしの息子、娘です。
 革命学院の生徒は、大元帥たちの空より高く海より深い信頼と恩恵をいつも胸に刻み、先軍朝鮮をしっかり支える柱になるために努力を重ねるべきです。
 胸に革命学院の卒業バッジをつけているとしても、政治的思想的準備が不十分で、高い実力をそなえていなければ、党が望む革命の指揮メンバーになれません。学院の生徒は組織生活と日課に自発的に、誠実に参加して、高い革命性と組織性、強い戦闘性と規律性を培い、スポーツと芸術活動も活発に行う品行方正な模範的な生徒になるべきです。
 革命学院の生徒は、金正日大元帥が万景台革命学院の院児とともにあった時期に示した、「朝鮮のために学ぼう!」というスローガンを高く掲げ、時間を惜しんで学びに学び、大元帥たちの念願を実現するたたかいで大きな役割を果たす有能な革命的人材として自らを鍛え上げるべきです。
 全党、全国、全軍が万景台革命学院と康盤石革命学院を支援すべきです。
 まず党および国家、軍隊の責任幹部がたびたび学院に出向き、責任をもって懸案を解決してやるべきです。革命学院の活動に無関心な幹部は革命の前途を考えない人だと言うべきです。
 万景台革命学院と康盤石革命学院をより立派に整えることに国家的な力を入れて全国のモデルケースにすべきです。白頭山の偉人たちが一番いとおしみ大事にした朝鮮革命の貴重な宝であり、今後先軍革命の道でわたしと生死をともにすべき最高司令官の戦友である革命学院の生徒のためには何も惜しむことはありません。革命学院にコンピュータやテレビ、電子黒板、録画機をはじめ近代的な教育設備一式をそろえてやり、教材と学用品も優先的に提供すべきです。学院の教育施設を遜色(そんしょくのないものにし、その運営にかかわる問題を適時に解決して、学院の教育条件と環境を世界最高の水準にしなければなりません。学院に運動器具と楽器をはじめ生徒の文化情操生活に必要なものを十分に保障すべきです。
 金正日同志によって確立された給養保障体系が実効を現すようにすることに深い関心を払わなければなりません。革命学院への物資供給を担当した単位では責任感をさらに強めるべきです。
 政治的、思想的に準備され、高い実力を身につけた教育者こそが立派な人材を育て上げることができるのです。金日成総合大学のように水準が高く貫禄のある大学のすぐれた卒業生を革命学院に優先的に送るための国家的な措置を講じるべきです。
 学院党組織の戦闘的機能と役割をさらに高めることは、学院の活動を改善、強化するための重要な保証です。
 学院の党組織は、学院内に最高司令官の軍指揮体系を確立する活動を基本としてとらえ、絶えず深化させて、すべての教職員と生徒が常に党と呼吸をともにし、党の思想と指導に限りなく忠実であるようにしなければなりません。学院の党組織は、党の政治活動を教育事業と密接に結びつけて斬新に行い、教職員と生徒の組織思想生活指導を着実に行うべきです。
 万景台革命学院と康盤石革命学院の卒業生に対するわが党の信頼と期待は大なるものです。
 革命学院の卒業生は、白頭山の3大将軍の指導のもとに育った万景台の息子、娘、白頭山の息子、娘らしく、万景台の血統、白頭の血統をしっかり継いでいくうえで中核となり、先駆的役割を果たさなければなりません。
 革命学院の卒業生はいつどこにあってもひたすら、自分を懐に抱いて革命家に育ててくれた党と領袖のことだけを考え、革命的領袖観を確立し領袖決死擁護の貴い伝統を受け継いで、いかなる環境の中でも党と領袖を政治的思想的に、生命を賭して守る第一近衛兵にならなければなりません。
 学院の卒業生は大元帥たちの遺訓と党政策の貫徹において限りない献身性と犠牲的精神を発揮し、何事をしても党の指示どおりにする高い党性と革命性、強い組織性と規律性を身につけるべきです。
 革命学院の卒業生は自分の持ち場を固く守り、党の先軍革命指導にしたがううえで中核的役割を果たさなければなりません。
 学院の卒業生が受け持っている職場はいずこも党が信頼して任せた重要な革命の持ち場であり、党の思想と指導を奉ずるうえでなくてはならぬ戦闘の場です。
 学院の卒業生はどこでどんな仕事をしようとも持ち場と職務の軽重を問わず、任せられた任務を責任をもって誠実に遂行すべきであり、党が呼ぶ突撃戦の先頭に立って大衆を奮い立たせ、新たな奇跡と偉勲を創造しなければなりません。特に革命の軍服を身につけて祖国防衛の前哨に立っている革命学院の卒業生は、最高司令官が祖国統一の大業を成し遂げるための作戦計画に最終サインをしたということを肝に銘じ、部隊と区分隊の戦闘準備に万全を期するべきです。
 革命学院の卒業生はいつも大衆と生死、苦楽をともにし、祖国と人民に献身的に奉仕し、特別待遇を望まず常に謙虚で質素に生活すべきです。
 革命学院の卒業生は自分を絶えず修養し、革命的に鍛えなければなりません。
 完璧な革命家があり得ないように、革命的修養と鍛練には限りがありません。革命学院の卒業生が学院や大学を卒業し、重要な持ち場で働くとしても、自分を絶えず修養し鍛えなければ、革命先達の血筋と精神を受け継ぐことはできず、人生を立派に生きることもできません。
 革命学院の卒業生は、誰よりも金日成同志と金正日同志の著作、党の政策を深く学習して確固たる信念とし、組織生活にまじめに参加し、革命的実践の中で絶えず鍛えなければなりません。
 革命学院の卒業生は子女の教育に大きな力を入れて、彼らが革命家の遺児の本源を忘れず、革命の代をしっかり継いでいくようにすべきです。
 各級党組織は、革命学院の卒業生が万景台の水を飲み空気を吸い、万景台の魂を身につけて成長した党の息子、娘らしく、すべての面で模範となり、中核的役割を果たすよう極力援助し、大いに押し立てるべきです。
 わが党は、革命家の遺児の永遠なる父親である大元帥たちの崇高な志を体し、革命家の遺児の運命をあくまで責任をもって見守るでしょう。革命家の遺児の未来は明るく洋々としており、先軍革命の頼もしい継承者が万景台の血統、白頭の血統をしっかり継いでいくがゆえに、最後の勝利は確定的です。
 わたしは、万景台革命学院と康盤石革命学院が党の思想と意図に即して万景台の息子、娘たちを党と国家、軍隊の活動を担って立つ頼もしい中核に育成し、すべての革命家の遺児が党の先軍指導に忠実にしたがう前衛闘士になるものと確信しています。