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チュチェ思想全国セミナーが
インド、メキシコ、日本などで開催される


 2012年は、金日成主席生誕100周年にさいして、金正恩第一書記によって金日成金正日主義が宣布された、記念すべき年でした。
 アジア、アフリカ、ラテンアメリカ、ヨーロッパでは、金日成金正日主義研究会が結成され、金日成金正日主義に深く学びながら、チュチェ思想研究普及活動が進められるようになりました。
 2013年初頭、金正恩第一書記の誕生日を祝賀し、インド、メキシコ、日本などで、チュチェ思想全国セミナーが開催されました。

インド
 人類の理想、自主・自立を実現するために

―11州のチュチェ思想研究組織代表が参加―

 金正恩第一書記の誕生日を祝賀して、2013年1月5日、ニューデリーにおいて、チュチェ思想全国セミナーが開催されました。
 全国セミナーには、教育者、報道関係者、法曹関係者、社会活動家、複数の政党の指導者はじめ、インドの11の州からチュチェ思想研究組織の代表が参加しました。
 セミナー首席壇には、チュチェ思想国際研究所のビシュワナス理事長、アジア・チュチェ思想研究所のハリシュ・グプタ理事長、元デリー州社会福祉、労働、雇用、法務大臣のマンガット・ラム・シンハル氏、デリー・プラデシュ会議派委員会のラジェシ・ヤダブ書記、チャンディーガル自力更生・自主フォーラム会長であり、フリー・マソーリー北部地域認定名人のH.S.ラナウタ氏など、学界、政界、社会界の著名人士がつきました。
 全国セミナーには、リムへソン朝鮮大使も参加しました。
 全国セミナーでは、人類学者であるS.N.ティワリ教授が議長を務めました。
 最初に発言したハリシュ・グプタ教授は、金正恩第一書記の指導者、精神的支柱としての類まれな資質について言及し、つぎのように述べました。
 金正恩第一書記は、われわれの活力の象徴です。金正恩第一書記は、喜びや悲しみを分かち合い、民衆を鼓舞する真の指導者として一歩一歩その歩みを刻んでいます。金正恩第一書記は、工場、建設現場、ダム、火力発電所、軍事基地を訪ね、現地指導をおこない、そのように自らが足を運び指導することで、人民を奮い立たせています。昨年末の朝鮮による人工衛星の打ち上げは、金正恩第一書記の先見の明を如実に示すものであると同時に、帝国主義者にたいし、朝鮮はイラクやアフガニスタンとはちがうのだというメッセージを送るものでありました。
 ビシュワナス理事長は、金正恩第一書記の活動史をたどりながら、 金正恩第一書記は、人民、軍、党の団結の象徴、朝鮮の安定の象徴であり、その熱意にあふれた指導は、国にいっそうの活力を与えていると述べました。
 アジア・チュチェ思想研究所理事である、スレシュ・P.パタク教授は、経済の再生、国防における自力更生が、金正恩第一書記の指導の特徴を如実に示しているとし、他国の支援を受けることなく完全に自国の技術でなしとげた朝鮮人民による人工衛星の打ち上げは、金正恩第一書記の指導の偉大さをそのまま示すものであると強調しました。
 H.S.ラナウタ氏は、金正恩第一書記の先見性と洞察力について言及しながら、ヒマチャラ・プラデシュ州、パンジャーブ・ハルヤナ州において、チュチェ思想を広く普及していく決意を表明しました。
 ラジェシュ・ヤダブ氏は、チュチェ思想の基本原則である自主・自立は、世界の人民が学ぶべき人類の理想であると発言しました。  全国セミナーの主賓であるマンガット・ラム・シンハル氏は、朝鮮では、だれもが住む家をもち、だれもがなすべき仕事をもち、だれもが必要な食べ物を食べ、空腹をかかえて眠るような者がだれ一人としていないと、その社会主義制度の優越性について語りました。  リムへソン大使は、金正恩第一書記のもとで、朝鮮人民は、自力で人工衛星を打ち上げ、経済、教育、科学などの分野で発展を遂げていることについて紹介しました。朝鮮ではいかなるテロも混乱も起きておらず、金正恩第一書記が、すべての朝鮮人民の力の源になっていると述べました。
 全国セミナーは、インドにおける2013年の活動を、金正恩第一書記の思想と活動に学びながら、積極的におし進めていく最初の集まりとなりました。

メキシコ
  チュチェ思想と朝鮮の現実に深く学び、広範に普及

 「チュチェ思想と朝鮮の現実」に関するチュチェ思想全国セミナーが1月14日、メキシコシティで開かれました。
全国セミナーでは、ラテンアメリカ・チュチェ思想研究会書記長、メキシコ金日成金正日主義研究委員会委員長、国会議員であるラモン・ヒメネス・ロペス氏の報告がおこなわれました。
 ラモン・ヒメネス・ロペス氏は、報告のなかで次のように述べました。
朝鮮は、アメリカ帝国主義がもっとも恐れをなす国家となっています。なぜなら、今日朝鮮は、金日成金正日主義の旗じるしを高く掲げて、社会主義強盛国家建設を力強くおし進めており、アメリカ帝国主義の悪らつな圧殺策動があっても、強固な経済建設と人民の生活 向上のためのたたかいで多くの成果をおさめているからです。
それはまた、朝鮮が、党と領袖の周りに全人民が一心団結し、核抑止力を含む強力な攻撃および防御手段をすべて備えた政治強国、思想 強国、軍事強国となっているからです。
 金日成金正日主義は、世界の自主化偉業を前進させる思想です。
 わたしたちは、金日成金正日主義を深く研究しながら、メキシコ人民に広く普及していかなければなりません。
 全国セミナーではまた、アルキメデス・ペレス・ベジョ書記長はじめ、メキシコのチュチェ思想研究者が、チュチェ思想の正当性と生命力が息づく朝鮮の現実について発言しました。

日本:
 チュチェ思想に学び自主・平和な国をきずく


 1月13日、沖縄において、自主・平和のためのチュチェ思想全国セミナーが開催されました。

 全国セミナーは、チュチェ思想研究会全国連絡会、金日成金正日主義研究沖縄連絡会の共催で開催されました。
 全国セミナーには、チュチェ思想研究会全国連絡会会長の佐久川政一・沖縄大学名誉教授、チュチェ思想国際研究所事務局長の尾上健一氏、音楽家であり元参議院議員の喜納昌吉氏、沖縄大学名誉教授の平良研一氏、沖縄県議会議長の喜納昌春氏、金日成金正日主義研究会沖縄連絡会事務局長の仲里修・元全駐労マリン支部委員長、チュチェ思想研究会全国連絡会の花輪不二男事務局長、金日成金正日主義研究会副会長の住谷圭造氏など、全国各地の約100名が参加しました。
 また、全国セミナーには、参議院議員の山内徳信氏から、連帯のメッセージが寄せられました。
 全国セミナーは、花輪不二男氏の開会のあいさつではじまり、喜納昌吉氏によるあいさつが続きました。
 喜納昌吉氏は、長いあいだ音楽活動や政治活動に従事してきた思いを語りながら、民族のアイディンティが強く発揚される世界や、地球を破壊するのではなく、地球とともに生きる文明をきずいていくために、チュチェ思想に学び、沖縄の人々がその役割を果たすことに寄与していきたいと、心情を吐露しました。

 全国セミナーでは、佐久川政一名誉教授が「チュチェ思想に学び沖縄の自主・平和をきずく」と題して、朝鮮大学校の宋明男助教が「自主時代を導く金正恩第一書記」と題して、報告をおこないました。
 佐久川名誉教授は、国土の0.6パーセントにしかならない沖縄に、日本の米軍基地の75パーセントが集中し、沖縄ではどれほど米軍による事件・事故が引きおこされてきたかについて、具体的に述べました。
 そして、人間の本質的属性について解明したチュチェ思想にもとづいてこそ、沖縄を自主化し、日本を自主化することができると強調しました。
 宋明男助教は、はじめに、はじめて沖縄を訪問し、米軍基地、平和祈念資料館、ガマなどの参観を通し、沖縄が、反戦と平和の聖地、証人の都市、抵抗の街であることを感じたと述べました。
 宋明男助教は、金正恩第一書記によって昨年発表された著作やスローガン、新年の辞について解説し、金正恩第一書記が、金日成主席と金正日総書記の遺産と遺訓を引き継ぎ、自主の道、先軍の道、社会主義の道をまっすぐに進んでいるがゆえに、人民に慕われていると述べました。
 また、訪朝したさいに撮影し編集した写真を使って、朝鮮人民の今日の生活を紹介しました。
 セミナーではまた、喜納昌春氏が、沖縄はじめ日本の政治を変えるための運動の状況について述べました。

 平良研一名誉教授は、日本がアメリカに追従し、主権国家としての主体性を発揮できない今日の状況を打破するためには、社会の根本的な変革をおし進めていく民衆の力を発揮させて、自主的な要求を実現するたたかいの指導思想であるチュチェ思想にたいする研究が不可欠であると述べました。
 全国セミナーの閉会のあいさつを住谷圭造氏がおこないました。
 全国セミナー後には、八重山伝統舞踊や沖縄大学学生などによる舞踊公演がおこなわれ、参加者は、沖縄の人々が豊かな自然のなかで文化を育み幸せを願って生きてきたことを、実感しました。