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金日成金正日主義研究会が世界各地域で結成される
―アジア、アフリカ、ラテンアメリカ、ヨーロッパで―

 金日成主席誕生100周年を迎えた2012年4月、金正恩第一書記は、金日成主席と金正日総書記の革命思想を金日成金正日主義と命名し、その構成体系はチュチェ思想を真髄とする思想、理論、方法の全一的体系であると明らかにした。
 民衆の自主性実現のために生涯を捧げた主席と総書記の名を冠する金日成金正日主義の呼称は、世界の進歩的人士の支持を受け、アジア、ラテンアメリカ、アフリカ、ヨーロッパの各地域において、研究会が結成された。
 金日成金正日主義研究会を結成した世界各地の進歩的人士は、金日成金正日主義を自国と世界の自主化を促進していくための指導思想として見出し、自国の実情に即しながら、広範な人々とともに、金日成金正日主義を研究普及するための活動を力強く開始した。
 ここでは、今年の5月から8月にかけて世界の各地域で結成された金日成金正日主義研究会の一部を紹介する。
 金日成金正日主義を研究しようとする各界人士を幅広く網羅し結成された各地域の研究会は、今後さらにその影響力を強めていくだろう。


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 ペルー:

 5月11日、リマにおいて、ペルー金日成金正日主義研究会が結成された。
 ペルー金日成主義研究会のメンバー、他のチュチェ思想研究組織ならびに朝鮮との友好・連帯組織のメンバー、大学教授、弁護士など約40名が結成式に参加した。
 時代の要求に相応しく、ペルー金日成主義研究会をペルー金日成金正日主義研究会と改称することが提起され、満場一致で採択された。
 ペルー金日成金正日主義研究会会長には、ギジェルモ・アルカサル・リベラ氏が選出された。

 ベネズエラ:

 ベネズエラ金日成金正日主義研究会が、6月29日に結成された。
 結成式には、ラテンアメリカ・チュチェ思想研究所副理事長であり、ベネズエラ・チュチェ思想研究全国協会会長のオマール・ロペス教授、ベネズエラ朝鮮友好連帯協会のディエゴ・アントニオ・リベロ会長をはじめ、学界関係者、朝鮮友好人士が参加した。
 ベネズエラ金日成金正日主義研究会会長には、シモン・ボリーバル実践教育研究所部長のイェセニア・ガルシア博士が選出された。

 メキシコ:

 8月13日、メキシコ金日成主義研究会を改称し、メキシコ金日成金正日主義研究委員会が結成された。
 結成式には、メキシコ金日成主義研究委員会メンバーはじめ、メキシコ・チュチェ思想研究全国調整委員会、メキシコ・チュチェ思想研究所の人士が参加した。
 結成式では、ラテンアメリカ・チュチェ思想研究所書記長であり、メキシコ国会議員のラモン・ヒメネス・ロペス氏の報告が行われ、参加者によるスピーチがつづいた。
 発言者は、金日成金正日主義を全世界に宣布した金正恩第一書記の業績についてふれ、金日成金正日主義は、チュチェの革命偉業と世界の自主化偉業前進のための思想であると強調した。
 結成式ではさらに、金日成金正日主義の研究と普及をメキシコの現実に結びつけておこなうこと、社会主義強盛国家建設と国の統一をめざす朝鮮人民の闘争を積極的に支持することが表明された。

 ベナン:

 ベナン金日成金正日主義研究会が、6月19日に結成された。
 同研究会は、ベナン・チュチェ思想研究全国委員会の傘下団体として結成され、会長には、コトヌー記者大学のパスカル・ズンチェメ学長が就任した。
 パスカル・ズンチェメ会長は、金日成主席と金正日総書記の名を冠した研究会を結成することは大きな栄誉であると述べながら、金日成金正日主義をさらに深く研究し、広く普及していくと決意を語った。

 ナイジェリア:

 8月29日、アブジャにおいて、ナイジェリア・金正日主義研究会を改称し、ナイジェリア金日成金正日主義研究会が発足した。
 発足式には、ナイジェリア・チュチェ思想研究全国委員会とナイジェリア金正日主義研究会のメンバーをはじめ、チュチェ思想を研究する人士、国際記者大学の教職員が参加した。
 参加者を代表して、アフリカ・チュチェ思想研究委員会理事であり、ナイジェリア・チュチェ思想研究全国委員会委員長、アブジャ大学教授のM・M・アルハッサン氏がつぎのように述べた。
 自主時代の指導思想である金日成主席と金正日総書記の革命思想が金正恩第一書記によって金日成金正日主義として定式化されたことは、自主性と社会主義のために闘争する進歩的な人類にとって歴史的なできごとであった。
 ナイジェリア金日成金正日主義研究会会長には、イグワナグ・ニコラス氏が選出された。

 南アフリカ:

 9月18日、南アフリカ金日成金正日主義研究会の結成式が、ヨハネスバーグで行われた。
 結成式には、ウィトウォーターズランド大学の教職員、学生が参加した。
 大学教授のガルス・ローレンス・シェルトン氏は、金日成金正日主義の本質的内容と特徴、人類思想史における位置、チュチェ思想が具現された朝鮮式社会主義の優越性について解説した。
 また、今後、金日成金正日主義を深く研究、普及して南アフリカの進歩と繁栄、世界の自主化偉業の遂行に積極的に寄与していくであろうと述べた。
 結成式では、ガルス・ローレンス・シェルトン氏が同研究会委員長に選出された。

 イタリア:

 イタリア・フェルモ・チュチェ思想先軍政治研究会が6月19日、名称を金日成金正日主義研究会に改称した。
 フェルモ市でおこなわれた命名式には、チュチェ思想研究者および、イタリア共産党フェルモ市委員会書記、フェルモ市労働組合委員長らが参席し、結成を祝した。

 ブルガリア:

 ブルガリアでは、8月13日首都ソフィアで、ブルガリア・チュチェ思想研究会が改称され、ブルガリア金日成金正日主義研究会が発足した。
 ヨーロッパ・チュチェ思想研究学会理事であり、ブルガリア金日成金正日主義研究会会長のリュドミル・コスタディノフ氏は、チュチェ思想の創始と、朝鮮革命、世界の自主化偉業の遂行における金日成主席の業績について、チュチェ思想の深化発展とチュチェの革命偉業の継承・完遂における金正日総書記の業績について述べた。
 そして、朝鮮の革命と建設におけるすべての成果は金日成主席と金正日総書記の尊名と結びついていると強調した。