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世界大会の開幕式が4月12日の午前中に人民文化宮殿で開催された。
開幕式には、ビシュワナス・チュチェ思想国際研究所理事長、尾上健一・チュチェ思想国際研究所事務局長、エドモン・ジューブ・ヨーロッパ・チュチェ思想研究学会理事長、ハリシュ・グプタ・アジア・チュチェ思想研究所理事長、フランシス・ファニュエル・リモ・アフリカ・チュチェ思想研究委員会副理事長、ミルトン・ブルバノ・ラテンアメリカ・チュチェ思想研究所副理事長をはじめ、チュチェ思想国際研究所とチュチェ思想地域研究所、各国のチュチェ思想研究組織の代表、代表団ならびに各国の政界、社会界、学界からの著名人士など、合わせて約60ヶ国から約200名が参加した。
朝鮮国内からも、最高人民会議常任委員会のキムヨンナム委員長、労働党中央委員会書記で朝鮮社会科学者協会委員長のキムギナム氏をはじめ、多くの人士が参加し、開幕式は3000名規模でおこなわれた。
チュチェ思想世界大会は、「自主と正義、平和をめざすたたかいの前途にいかなる試練と難関が横たわっていても、ひとえにチュチェ思想がさし示す道をゆるぎなく歩もうという進歩的人類の固い信念と意志を誇示する重要な契機になるであろう」とのビシュワナス理事長の挨拶で開幕した。
つぎに、チュチェ思想世界大会の参加者におくる朝鮮労働党中央委員会、最高人民会議常任委員会、内閣の共同祝賀文が、キムヨンナム委員長より伝えられた。
祝賀文は、1960年代末、アフリカ大陸で初のチュチェ思想研究組織が結成されてからこれまでの40余年の間に、学術研究機関、常設的国際機関であるチュチェ思想国際研究所が創立され、各階層の広範な人民がチュチェ思想の研究者の隊列に加わった、チュチェ思想研究者たちが今後も、帝国主義者の侵略策動に反対し、国と民族の自主権を擁護するための人民の闘争を励まし、反帝自主勢力の団結と協力の強化に積極的に寄与するであろうと強調した。
つづいて、アフメド・ティジャニ・シセ・ギニア文化・遺産相、バングラデシュ元首相のカジ・ザファル・アフメド氏、ブラジル自由祖国党のロザニータ・モンテイロ・デ・カンポス副委員長、キムギナム書記が祝賀の辞を述べた。
司会を務めた尾上健一事務局長より、各国の政界・学界から寄せられた祝賀メッセージが紹介された。
大会では、
12日の午後と13日の午前に全体会議がおこなわれ、各地域、各国のチュチェ思想研究組織を代表し、約30名の研究者がスピーチをおこなった。
チュチェ思想世界大会全体会議(2011.4.12) ラテンアメリカのチュチェ思想研究者たち
4月13日午後に閉幕会議がおこなわれた。
ビシュワナス理事長は、閉幕の辞で、「今大会は、チュチェ思想にたいする理解をよりいっそう深め、さらに幅広く普及し、帝国主義と支配主義を粉砕し、公正かつ平和な新世界の建設に積極的に寄与した」と述べた。
大会では平壌宣言と
平壌宣言の要旨は次の通りである。
チュチェ思想の講習会
4月16日にはチュチェ思想講習会が開催された。
講習会では、朝鮮社会科学者協会のリグァンソク室長、ムンジョンスク室長、リジョンファ研究士とチュチェ思想国際研究所の尾上健一事務局長が報告した。
尾上健一事務局長は、「チュチェ思想は朝鮮人民のみならず、世界人民の思想である。チュチェ思想が各国人民の思想となるためには、チュチェ思想を研究普及する活動の隊列に広範な人たちを網羅しなければならない。チュチェ思想を研究普及する活動を少数のままいつまでもつづけるのではなく、さまざまな人たちを幅広く結集して自国人民の思想にしながら自国を変革するための力にしていかなければならない。チュチェ思想研究普及活動の主人は、わたしたち世界のチュチェ思想研究者であるので、自分たちの手足を動かしておしすすめていかなければならない。
今後、チュチェ思想国際研究所との連携を密にしながら活動し、再び成果をもってお会いできることを確信する」と述べた。
写真に見入る各国のチュチェ思想研究者(2012.4.10)
写真・図書展示会
4月10日、平壌の人民文化宮殿でチュチェ思想世界大会にちなんだ写真・図書展示会が開幕した。
展示内容は、
多彩な祝賀行事
チュチェ思想世界大会参加者は、平壌滞在中、マンスデの丘に建立された
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指導者と民衆が一体となり、人間の本性を輝かしながら発展し続ける朝鮮の社会を目の当たりにした各国のチュチェ思想研究者は、自国人民を幸せにするためにチュチェ思想を深く学び、自国人民の実情に応じて、自国人民の力に依拠して自国を自主化していく活動に尽力していく決意を新たにした。
チュチェ思想を自国の民衆の思想にしていくための、もっとも民衆に献身していく新たな段階のチュチェ思想研究普及活動がいまはじまっている。