キムジョンイル総書記誕生70周年を記念して
大阪でシンポジウムとパーティーが開催される

 キムジョンイル総書記生誕70周年を記念し、2月11日、「チュチェ思想と日朝関係正常化のためのシンポジウム」およびパーティーが、キムジョンイル著作研究会全国連絡協議会と関西日朝友好の会の共催により開催された。
 大阪の各界人士と全国各地のチュチェ思想研究者が参加した。
 シンポジウムでは最初に、昨年、急逝されたキムジョンイル朝鮮労働党総書記を追悼し、参加者全員による黙祷がおこなわれた。
 次に来賓あいさつを日本キムイルソン主義研究会会長の田代菊雄氏、在日本朝鮮人総聯合会中央本部国際統一局長のソチュンオン氏がおこなった。
 田代名誉教授は、朝鮮にたいする経済制裁は朝鮮人民が打撃を受けるだけでなく、日本人民の利益を損なうものであるゆえに、両国間の友好関係をきずくことがさし迫った課題になっていると述べた。
 ソチュンオン局長は、キムジョンイル総書記は、朝鮮のみならず、21世紀の自主化をリードした世界的な指導者であり、改めて数多くの業績を残されたと感じる、その中で最も輝いている業績は、チュチェの革命偉業の継承問題を解決されたことである、今回のシンポジウムが、日朝の友好関係を促す世論作りに大きく貢献するものと確信していると述べた。


熱心に報告を聞く全国からの参加者

 シンポジウムでは、家正治・神戸市外国語大学名誉教授が報告した他、朝鮮大学校教授のハンドンソン氏が「『キムジョンイル総書記の遺訓貫徹』を掲げて前進する朝鮮」と題して、中戸祐夫立命館大学教授が「アメリカの対中政策と日米関係」と題して報告をおこなった。
 ハンドンソン教授は、朝鮮におけるキムジョンイル総書記の逝去の追悼行事についてふれたあと、次のように述べた。
 朝鮮人民の自主性を実現するためのたたかいの先頭にはキムイルソン主席がおり、その後はキムジョンイル総書記が立っていた。同じように現在はキムジョンウン氏が立っている。これからは、新しいリーダーシップによって、朝鮮は、新たな深化発展の道を歩んでいくものと確信している。
 中戸祐夫教授は、アジア太平洋地域を重視する方向へのアメリカの戦略の変化とその背景について述べた。
 シンポジウムには、衆議院議員の服部良一氏より日朝友好に向けてのメッセージが寄せられた。
 シンポジウムに続き、キムジョンイル著作研究会全国連絡協議会主催、チュチェ思想国際研究所後援による「キムジョンイル総書記誕生70周年祝賀パーティー」がおこなわれた。
 参加者は、キムジョンイル総書記誕生70周年を記念するとともに、今後の活動を幅広く力強くおこなっていく決意を固めた。