チュチェ思想研究

チュチェ思想国際研究所

金正恩総書記の誕生を祝賀し
「チュチェ思想新春セミナー」が沖縄で開催される




1月10日、2026年の幕開けに、金正恩総書記の誕生を祝賀し、沖縄県市町村自治会館において「チュチェ思想新春セミナー」が金日成金正日主義研究沖縄連絡会、金日成金正日主義研究全国連絡会の主催で開催されました。

セミナーには、尾上健一・チュチェ思想国際研究所事務局長や高良鉄美・前参議院議員、仲村芳信・沖縄大学名誉教授などの地元の学者、民主人士や労働者、北海道はじめ、全国各地からチュチェ思想研究者100余名が参加しました。

最初に、朝鮮社会科学者協会から寄せられた祝賀メッセージが紹介されました。

メッセージのなかで、「貴セミナーがチュチェ思想を学び研究普及する活動をさらに前進させる重要な契機に、日本の進歩的力量の団結の絆をいっそう強化する意義ある会合になるだろうと確信いたします」と述べられています。

チュチェ思想新春セミナーでは、沖縄大学名誉教授の仲村芳信氏が主催者を代表してあいさつを述べました。

仲村教授は、チュチェ思想新春セミナーに参加するために全国各地から駆けつけたすべてのチュチェ思想研究者に謝意を表しながら、本セミナーがチュチェ思想の人間愛に満ちた交流の場となることを願い、平和への思いを共有したいと語りました。

仲村教授は、琉球人民と朝鮮人民がそれぞれに経てきた他国の統治下で、民衆がどのような苦難を経てきたかについて具体的に言及しました。

そして、戦争が人々にもたらした深い傷と今なお残る課題について述べながら、戦争を阻止し平和をつくる主体は私たち人民であると呼びかけました。

最後に、戦争政策に加担するのではなく、平和を実現するために、チュチェ思想研究普及活動をより積極的にすすめていきたいと決意を語りました。

続いて沖縄大学名誉教授であり、前参議院議員の高良鉄美氏が「平和憲法公布80年と沖縄」と題して講演しました。

高良氏は、今年が日本国憲法公布80年の節目にあたることに触れ、日本では8月15日を終戦記念日としているが、本来は敗戦であり、その歴史認識が十分にされていないことを指摘しました。

高良氏は、日本国憲法が戦争放棄、徴兵制禁止、非核三原則などを明確に掲げているにもかかわらず、近年これらが揺らぎつつある現状に懸念を示しました。そして、日本は敗戦を契機に、憲法においても、「国民主権」が明記されるようになったことをふまえ、一人ひとりが政治に主人らしくかかわっていかなければならないと強調しながら、国会で「朝鮮ミサイル発射非難決議」に議員としてただ一人反対した自身の行動をあげ、少数であっても不当だと感じることには異議を唱えることの重要性を語りました。

沖縄戦の経験を踏まえれば、同じ過ちを繰り返さないために、平和に生きるための努力を続けることが求められると述べました。

続いて、在日本朝鮮社会科学者協会会長のリヨンス氏が「朝鮮労働党創立80周年を迎えた朝鮮―社会主義強国の威容を輝かせ」と題して講演をおこないました。

リヨンス氏は、昨年10月に訪朝した意義について、チュチェ思想国際セミナーへの参加、朝鮮労働党創立80周年記念行事への参加、朝鮮の社会主義建設の現状確認と金正恩総書記の革命思想を深く理解するための重要な思想理論的問題に関する意見交換の三点にわたって言及しました。

リヨンス氏は、チュチェ思想国際セミナーの意義として次の三点を挙げました。

一つ目は、チュチェ思想、金正恩総書記の革命思想が新しい世界建設の指導思想であり、現時代を導く旗じるしであることを、理論と実践の両面から確証し、その旗じるしを高く掲げることを宣言したこと。二つ目は、チュチェ思想、金正恩総書記の革命理論の研究・普及が、研究段階を超えて実践の力として具現される新たな発展段階へ移行したことを確認し、世界的規模で研究普及を拡大・強化する決意が示されたこと。三つ目は、チュチェ思想研究者が「時代の先覚者」「先進思想の伝播者」「世界の自主化闘争の先駆者」としての役割を自覚し、新たな使命を確認したことです。

続いて、朝鮮労働党創立80周年記念行事について解説しました。

リヨンス氏は、祝賀行事の核心部分となった金正恩総書記の一連の演説に注目し、その特徴として第一に、短期間に6つの演説が集中的におこなわれ、記念行事が今後の発展の基礎として重要視されていた点、第二に、内容が政治・経済・軍事・文化など多岐にわたり、人民第一主義に基づいて諸課題を独創的に解明した点、そして第三に、過去と現在だけでなく未来の課題と解決方途を示し、社会主義建設の新たな政策や構想を提示する未来志向的な演説であった点であり、人民の理想社会を早期に実現しようとする決意が明確に表れていると述べました。

そして、朝鮮の社会主義建設の現状確認と金正恩総書記の革命思想を深く理解するための思想理論的問題について言及しました。

朝鮮の社会主義建設の現状については、昨年12月に開催された朝鮮労働党中央委員会第8期第13回総会拡大会議の報道内容を整理しながら解説しました。

総会では、2025年の成果として前進速度の加速と自活力の倍加が強調され、その結果として5か年計画が完遂し、次の発展段階へ確信をもって進む条件が整ったと総括されました。また、2025年に多くの成果を実現した秘訣は、思想の旗じるしを高く掲げたところにあり、思想の力によって勝利を得ることができたと述べました。

金正恩総書記の革命思想を深く理解するための重要な思想理論的問題については、総書記の革命思想の本質は為民献身を核心とする人民第一主義であり、思想・理論・方法の全一的体系であり、人民第一主義を自らの思想として体得するためには、総書記の人民観への理解を深めることが重要だと述べ、単なる知識習得にとどまらず、自分の考え方や実践にどう具現するかが問われていると指摘されました。

金正恩総書記の為民献身を核心とする人民観は、人民を革命の主人とみなし、その力に依拠して革命を前進させ、人民の生命と生活に責任を持って献身する観点と立場であり、為民献身は、実践の指針、行動の基準、そして人生観として体得すべきものであり、この三点を自らの血肉として消化することが求められると述べました。

講演の最後に、今年1月、米国がベネズエラのマドゥロ大統領を拘束したと報じられたことを紹介しました。そして、これは、まさしく武力侵略であり、明白な国際法違反の軍事行動、犯罪行為、国家テロであると指摘しました。

リヨンス氏は、米国の犯罪行為が国際法上の議論を呼んでいる点に触れながら、米国のベネズエラ侵略は、米国の威厳を示すどころか、道徳的指導力の崩壊、全世界の進歩的人民を敵に回し、世界的孤立を一層深めるオウンゴールとなるだろう、結論的に、2026年は米国中心の世界秩序は完全に崩壊し、世界の自主化が大きく前進する新しい転換の年、変革の年となるだろうと述べました。

そして、未来のために諦めず取り組む姿勢の大切さを強調しながら、正義と平和の世界をめざす理念、チュチェ思想を高く掲げ参加者とともに前進したいと呼びかけて講演を締めくくりました。

沖縄で弁護士として活動しているペクチュン氏がセミナーの講演をまとめ、終わりのあいさつとしてつぎのように述べました。

朝鮮は「世界の自主化」を掲げています。このセミナーに参加し、対米自主、世界の自主化が大事なポイントになっていることを実感しました。世界中が自主化される、そのような世界に向けて頑張ろうという思いを強く抱きました。

セミナーでは金正恩総書記へおくる手紙が採択されました。



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セミナー終了後、文化公演がおこなわれました。

最初に田福真美氏と演奏家の名嘉太一郎氏による、沖縄の情景が目にうかぶような琉球民謡「島人ぬ宝」等が披露されました。

続いて、歌手の遠山洋子氏が登場し、オリジナル曲「石割桜」等を歌いました。

つぎにピアニストのキムジョンスク氏が「永川アリラン」を演奏し、ピアノの美しい音色が会場に響きわたりました。

さらにキムジョンスク氏と遠山洋子氏の息のぴったりあったピアノと歌のステージが披露されました。

会場のアンコールにこたえて遠山氏が「わたしの国が一番」をキムジョンスク氏のピアノに合わせて歌いました。

チュチェ思想新春セミナーは、参加者のだれもが、今年1年の活動をこれまで以上に頑張ろうという決意を新たにした集まりとなりました。