金正日総書記生誕83周年を祝賀し
インド、日本でセミナーが開催される
金正日総書記生誕83周年を祝賀し、インド、日本で全国セミナーが開催されました。
ここではその様子について紹介します。
「自力更生は、国の主権擁護と社会主義建設に必須」をテーマに
インド全国セミナーが開催される

金正日総書記生誕83周年を祝賀し、2025年2月13日、ニューデリーで「自力更生は、国の主権擁護と社会主義建設に必須」をテーマに全国セミナーが開催されました。
セミナーには、チェフィチョル朝鮮大使が来賓として参加し、チュチェ思想国際研究所副理事長であり、アジア・チュチェ思想研究所理事長であるハリシュ・グプタ教授、アジア・チュチェ思想研究所ムケシュ・シャルマ書記長、インド先軍政治研究会サドナ・ハリシュ会長、ヴィジェンダー・ジェイン元ハリヤナ州・パンジャブ州高等裁判所最高裁判事、元朝鮮駐在インド大使ジャスミンダー・カストゥリア氏、レッカ・カンナ弁護士をはじめ、医師、ジャーナリストなど、学界、社会界、政界の著名人士が多数参加しました。
また、セミナーには、尾上健一・チュチェ思想国際研究所事務局長から祝賀メッセージが寄せられました。
セミナーでは、金正日総書記の数々の重要な功績が紹介されました。
金正日総書記は、朝鮮の革命、朝鮮の自主性擁護、朝鮮の発展に多大な貢献をしました。金正日総書記は金日成主席によって創始されたチュチェ思想を人民が自己の運命をきり拓くための強力な思想的武器として発展豊富化させ、人民の自主性のための闘争の前途を明示しました。
金正日総書記は偉大な思想家であり、先見性のある指導者であり、あらゆる分野、とりわけ国防における自力更生の提唱者でした。金正日総書記は、先軍政治の学説、いわば、自国の資源に基づいて強力な軍事力を構築するために、軍事第一、軍事を優先するという理論をうちだしました。
朝鮮は、先軍政治をおこない、自国の自主性と主権を確固と固守することのできる、核武力を有する軍事強国となりました。
セミナーでは、金正恩総書記へ宛てた手紙が採択されました。
セミナー終了後には懇親会がもたれ、参加者は和やかな雰囲気のなか交流を深めました。

「チュチェ思想と日朝友好のためのセミナー」が高知で開催される

2025年2月15日、「チュチェ思想と日朝友好のためのセミナー」が、高知チュチェ思想研究会の主催、金日成・金正日主義研究全国連絡会、高知県日朝友好・国交正常化促進会議の後援で、高知市で開催されました。
セミナーには、チュチェ思想国際研究所事務局長の尾上健一氏をはじめとする全国各地のチュチェ思想研究者、木村亘・高知市議会議員、岡崎邦子・高知市議会議員をはじめとする高知の各界各層の人士、古田富建・帝塚山学院大学教授を含む多くの人々が参加しました。
セミナーでは、部落解放同盟高知県連合会の村上裕亮書記長が司会を務めました。

はじめに、高知県日朝友好・国交正常化促進会議代表委員の大峰勝氏が開会挨拶をおこないました。
大峰氏は、2024年1月に発生した能登半島地震の復旧が進んでいない現状に心を痛めつつ、朝鮮での2024年7月の水害対応について言及しました。朝鮮では金正恩総書記が先頭に立って人命救助や生活支援をおこなう姿に、人民の幸せ、人民の安心を第一義的にする朝鮮の指導者、国の指導のあり方を感じました。わたしたちは日本と朝鮮の正しい歴史を学び、日朝友好促進運動やチュチェ思想を理解することが、未来の展望を開く鍵になるだろうと述べました。
開会挨拶に引き続き、来賓挨拶を在日本朝鮮人総聯合会高知県本部委員長の李泰成氏、部落解放同盟高知市連絡協議会議長の竹内千賀子氏がおこないました。
李泰成委員長は、最近の物価高騰や円安等に触れ、資本主義の限界について言及し、技術の発展と物資の豊富さにもかかわらず貧困や格差が解消されない矛盾について述べました。そして、日本が米国への従属から脱し、自主性を確立することが重要であり、各国が自主性を堅持し世界的な連携を強めることが重要であると強調しました。
竹内氏は、朝鮮に関する情報が限られる中で学習の機会を設けることの重要性について述べ、部落解放同盟の運動を始めた経緯を語りました。運動を通じて、日本の朝鮮に対する植民地支配の非人道性や、在日朝鮮人が現在も被差別部落で二重の差別に苦しんでいる現状を知ったと述べました。そして、自由、平等、民主主義、人権、平和、環境などの普遍的価値を確認しながら、人権確立社会の実現に向けた取り組みを続ける決意を表明しました。

続いて、龍谷大学の村澤真保呂教授が「環境問題の思想的課題―朝鮮の地方政策と関連して」と題して、朝鮮大学校の曺字浩教授が「社会主義全面的発展期の朝鮮、飛躍からさらなる飛躍へ」と題して講演しました。
村澤教授は、自然環境が人類の存続にとって危機的な状況にあることに言及しながら、政府、産業界、市民の関心と行動の欠如を指摘しました。新自由主義と都市化が環境問題への対策を遅らせていることについて解説し、地域社会や伝統文化の重要性を再評価し、人々の主体性を重視した政策が必要であると強調しました。

曺字浩教授は、2021年に開催された朝鮮労働党第8回大会での5か年計画と青年同盟第10回大会で述べられた15年構想について解説し、青年たちの未来への役割や意義を強調しました。
そして、2025年は5か年計画の最後の年であり、飛躍が期待される重要な年であると述べ、2024年の総括と2025年の政策課題について触れました。
2024年の評価では、昨年訪朝した朝鮮大学校の学生たちが撮影した写真を見せながら、発展した朝鮮の様子について具体的に説明しました。そして、経済人民生活分野、文化分野での成果や、何よりも人間の成長が成果だと強調されていると述べました。
また、地方発展政策や災害復旧の進展についても説明し、地方発展20×10政策の成果について、金正恩総書記が、一番の成果は自分たちの力で農村を変えられるという確信をもったことであると述べていることを解説しました。
2025年の政策的課題として、5か年計画の完遂と次の発展段階への準備を強調しました。対外部門では、朝ロ関係の深化や多極化の進展について言及しました。
最後に、2025年が朝鮮労働党創建80周年の重要な節目であることを強調し、今後の飛躍に向けた鍵となる年であると述べました。
閉会の挨拶をアイヌ民族の成田得平氏がおこないました。成田氏は、昨年10月に訪朝した経験を交えながら、チュチェ思想はアイヌ民族に希望を与えるし、朝鮮革命の偉大さを示す思想であると述べました。

セミナー終了後、文化公演がおこなわれました。
坂野志麻氏によるアコーディオン演奏が披露されました。
坂野氏は、アコーディオンの音を出す仕組みを説明しながら、情熱大陸、日朝友好への願いを込めてアリランを演奏しました。会場からは演奏に合わせて歌を口ずさむ声が聞かれました。
続いて、社楽々による、よさこい演舞がおこなわれました。
正調よさこい踊り、オリジナル曲である盛夏虎酔が音楽に合わせ披露され、躍動する動きとエネルギーで参加者を魅了しました。
