Study of the Juche Idea

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朝鮮労働党第8回大会を祝賀し新春の集いが沖縄で開催される

朝鮮労働党第8回大会の開催を祝賀し、1月9日、沖縄において『新春の集い』が開催されました。

金日成・金正日主義研究沖縄連絡会の主催で開かれた集いには、北海道から沖縄に至る全国各地からチュチェ思想研究者が参加しました。

集いでは、「朝鮮労働党第8回大会に関して」と題して、チュチェ思想国際研究所 尾上健一事務局長が講演し、つぎのように述べました。

朝鮮労働党は1945年10月10日、金日成主席を中心に青年共産主義者たちによって結成されました。以来、75年余の長きにわたって母なる党としての役割をりっぱに果たしている党は世界に朝鮮労働党以外見出すことはできません。

朝鮮の憲法では、党が国家にたいして指導的役割を果たすことが規定されています。

朝鮮労働党の指導思想はチュチェ思想であり、指導思想は党の指導者の政治的資質と不可分に結びついています。

朝鮮労働党の最高指導者には金日成主席、金正日総書記が就き、朝鮮労働党第8回大会まで、金正恩委員長が就任しています。

金日成主席は、チュチェ思想を創始し、以民為天(人民を天のごとく見なす)を生涯の座右の銘として人民大衆を革命と建設の主人として信頼し、その力に依拠し革命と建設をおし進めました。

金正日総書記は、金日成主席の思想を、チュチェ思想を真髄とする理論、方法の全一的体系であると明らかにし、キムイルソン主義と定式化し、金日成主席の思想と指導を実現するために生涯を捧げました。

金正恩委員長は、金日成主席と金正日総書記の思想を金日成・金正日主義として定義づけ、金日成・金正日主義の真髄は民衆第一主義であると明らかにし、民衆の自主性を徹底して実現する政治を貫いています。

朝鮮労働党第7回大会から5年の歳月を経て、労働党第8回大会が1月5日から数日間にかけて続くようです。

 金正恩委員長は、朝鮮労働党第8回大会の開会の辞のなかで今回の大会を、活動する大会、闘争する大会、前進する大会にする準備を経て党大会の成功的開催を保障したことを明らかにしました。

金正恩委員長は、報告を4つの体系でおこなっています。第1に総括期間におさめた成果、第2に社会主義建設の画期的前進のために、第3に朝鮮の自主的統一と対外関係の発展のために、第4に党活動の強化発展のためにとなっています。

朝鮮労働党第8回大会で金正恩委員長がおこなった報告は、重要な特徴を持っています。

一つは、総括期間の活動の成否を徹底して内的要因に求めたことです。

金正恩委員長は国家経済発展5か年戦略の遂行において、多くの部門が目標を達成できなかったことを明らかにしながら、前進を阻害する原因には外的要因と内的要因があるとしたうえで、主に内的要因について掘り下げて分析し総括しました。問題の原因を主体の側に求め、人民に依拠して解決の方途を見出していくことが、チュチェ思想に沿った活動態度であり勝利を得る担保であるといえます。

二つは、朝鮮労働党はその指導思想である金日成・金正日主義を揺るぎなく堅持して党活動をおし進めたことによって、党と人民が有機的に結合し、偉大な人民の力が発揚され、成果を生んだと総括したことです。

金正恩委員長は、「すべてを人民のために、すべてを民衆に依拠して」これが朝鮮労働党中央委員会がいささかの譲歩もなく堅持した指導思想の中核であったと総括しました。また革命発展の原動力を民衆の心のなかに見出し、民衆のなかにはいり、民衆の心に火をともす民衆第一主義政治の威力が、直面する難局と情勢の変化に対処して、人民の精神力と創造力を最大限に発揮させるうえで集中的にあらわれたと述べています。

金正恩委員長は、情勢がいくらきびしく難関が折り重なっても、また内在する欠点があるとしても、民衆第一主義政治を具現すればいかなる不利な主客観的要因でも十分に克服し、社会主義建設において提起される膨大な課題を容易に克服できることが総括期間に実証された哲理であるとの確信を述べています。

金正恩委員長は、経済建設分野において戦略目標に到達できなかったが、今後自力で経済発展を持続させていける大きな元手がもたらされた、長期間の極悪な制裁、封鎖と自然災害のなかであっても自力で成し遂げたことは、平穏な時期の経済建設の数十倍の強力な奮発力、発展力の結実といえると誇らしく総括しました。

最後に、尾上健一事務局長は、朝鮮労働党第8回大会は、金正恩委員長と党、人民の一心団結の強さを世界人民の心に刻みつけたし、大会の決議は民衆第一主義の旗のもと、いっそう力強く遂行されていくと確信する。こんご朝鮮労働党第8回大会についてさらに深く研究していくと講演を締めくくりました。

集いでは、昨年10月10日に朝鮮労働党創建75周年を祝賀して東京で開催されたチュチェ思想と自主・平和のためのセミナーと金剛山歌劇団芸術公演を収録したビデオが上映されました。

朝鮮労働党第8回大会祝賀パーティー

「新春の集い」終了後、朝鮮労働党第8回大会祝賀パーティーが開催されました。

開会の挨拶を金日成・金正日主義研究沖縄連絡会副代表の平良研一名誉教授がおこないました。

はじめに平良研一教授は、金正恩委員長の誕生を祝賀することができる喜びを述べながら、つぎのように続けました。

“昨年は世界的にコロナ禍に明け暮れ、いまだに収束の目途が立っていません。コロナにたいする政策は、朝鮮と日本では大きな違いがあります。菅政権はコロナ対策において後手に回り、自助、共助の政策、すなわち個人の力と責任で解決すべきだと主張していますが、コロナ対策においては公助、すなわち政府の責任が重いといえます。朝鮮では金正恩委員長の指導のもと、人民が一致団結して感染者を出していません。金正恩委員長は民衆を信頼して防疫も経済建設もりっぱにおしすすめていこうと呼びかけています。金正恩委員長と人民はチュチェ思想で団結し、コロナ禍も乗り切っていく決意があふれています。こんご、各国でポストコロナを見据えた政策が求められているなかでチュチェ思想が大きな力をもつといえるでしょう。”

次いで、沖縄大学の仲村芳信名誉教授が金正恩委員長の誕生と、朝鮮労働党第8回大会の成功を祝して乾杯のあいさつをおこないました。

仲村教授は、“「朝鮮労働党創建75周年祝賀『チュチェ思想と自主・平和のためのセミナー』で紹介された世界各国のチュチェ思想研究者からのビデオメッセージに深い感銘を受けました。世界各国でチュチェ思想が熱心に学ばれ普及されている様子がよく理解でき、さらなる勇気を得ました。自主・平和の世界を実現するために、朝鮮の自主的統一を実現するために、チュチェ思想研究普及活動を積極的におしすすめていきましょう”と乾杯を提起しました。

パーティーでは、沖縄八重山の伝統舞踊を「道 舞踊研究所」主宰の田島美智子氏らが、金日成・金正日主義研究東海連絡会世話人で歌手の遠山洋子氏が日本と朝鮮の歌を披露しました。

遠山洋子氏は、“信念をもってたたかえば展望をきりひらくことができるという思いを込めて歌います”と語りながら、オリジナル曲や沖縄の歌をはじめ、朝鮮歌謡を熱唱し会場を感動で包みました。

2021年のはじめに、歴史的な朝鮮労働党第8回大会が成功裏に開催されたことを祝賀して開かれた「新春の集い」は、参加した日本のチュチェ思想研究者たちが金日成・金正日主義にたいする信念をいっそう強め、堅く団結して活動をおしすすめていく決意に燃えた集会となりました。